日常用語からネット用語まで… 「フォロー」
「フォロー」(Follow) とは、補助や支援といった意味で使われる英語です。
例えば 「新入社員をフォローする」 と云えば、上司や ベテラン 社員が新人を見守り、足りないところを補ったり指導することを指します。 フォローアップ (検証や分析をして、きめ細かく対応する) という場合もありますが、意味はほぼ同じです。
こうした使い方はビジネスの場でも、スポーツや 趣味、日常生活のあらゆる場で頻繁に見られますが、見守るとか注視するから転じて、監視する、ウォッチする (ヲチする) といった、より辛辣な意味で使う場合もあります。 とくに ネット の世界では顕著で、祭り や 炎上 などで問題のあるネット利用者らをフォローすると言えば、さらなる問題行動を取らないかどうか、ヲチしまくると云った意味になります。
ミニブログ 「ツイッター」 における 「フォロー」
一方、2006年7月にサービスを開始したミニブログ、Twitter (ツイッター) では、自分以外のユーザーの 投稿 (つぶやき、ツイート) を自分の タイムライン (TL) に表示させるため、そのユーザーの アカウント を自分のアカウントに登録することを 「フォロー」 と呼びます。
特定のユーザーのツイートは、別にフォローしなくても、あるいはツイッターにユーザー登録していない人でも見ることができますが、フォローすれば リアルタイム にツイートを 共有 できますし、何かと便利になるでしょう。
フォローの方法は簡単で、ツイッターが薦めてくるユーザーアカウントや、自分で探したアカウントにある 「フォローする」 のボタンを押すだけです。 その瞬間から、フォローしたユーザーのツイートが表示されるようになります。 ただし 設定 が非公開の 鍵付き (プロテクト) のアカウントでは、相手がこちらのフォローリクエストを許可しないと、フォローになりません。 鍵付きアカウントのツイートは通常では見ることができませんが、フォローが認められれば、他のユーザーと同じように見ることができるようになります。
「ツイッター」 の 「フォロー」 あれこれ
なおフォローする人のことは フォロワー と呼びます。 また一度フォローしたユーザーを外すことは アンフォロー、もしくは リムーブ (本来は鍵付きアカウントのユーザーがフォロワーのフォローを取り消すこと) と呼びます。
ユーザー同士でフォローし合うこと (相互フォロー、あるいはフォロー返し) のことは、フォローバック と呼びますが、リフォロー と呼ぶ場合もあります (ただしリフォロー本来の意味は、一度アンフォローしたユーザーを再びフォローすることを指し、フォロー返しの意味はありません)。
またフォローの文字の打ち間違いのような形の俗語に、ヒョローというのがあります。 意味はフォローと同じですが、語感が間抜けでちょっと笑えるので、仲間内の会話などで 「ヒョローした」「ヒョローして」 などと使われるケースが多くなっています。