同人用語の基礎知識

ボット/ BOT

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一所懸命返事したら相手はボットでした… (><。)「ボット」

 「BOT」(ボット) とは、パソコンなどコンピュータ上で稼働する自動化プログラムやスクリプトの一種を指す言葉です。 名称は、ロボット (Robot) のボットから来ています。

 ネット の世界で使われるボットについては、人間の代わりにウェブを巡回して情報を収集したり (クローラー)、ゲーム の自動運転をしたり (AIプレイヤー)、ブログ掲示板Twitter などに自動で 書き込みレスツイート投稿 するためのツール類 (自動ポストツール)、株や外国為替の取引を自動化するツール (自動売買)、およびそれらを利用している状態やその アカウント などを主に指して使います。

 こうしたことを行うツールには用途ごとに様々なものがありますが、決まった手順をひたすら繰り返すような作業は人力を排して効率化できますし、最初に 設定 した動作だけでなく、データベースや人工知能と組み合わせて、状況に合わせ臨機応変な使い方ができるようなボットツールもあります。

 なお会話 (チャット) に特化した初歩的な人工知能を搭載したプログラムは、とくに人工無脳などと呼ばれていましたが、これも2000年代後半以降は、BOT と呼ばれるケースが多くなっているようです。

ネトゲにおける 「ボット」

 ネットワークゲーム の一部には、ユーザーが利用する BOT プログラム (クライアントBOT) だけでなく、ゲームのサービスを提供している側が自社ゲームサーバ上で稼働させている BOT などもあります。 これらは、いわゆる NPCモブ とは異なり、見た目は普通のユーザーに見えるようになっていたりします (人数が少ないゲームにおいて、プレイヤー人数を補うもの、サーバ BOT、公式 BOT)。

 こうしたゲームにおける 「足りないプレイヤー人数を補う BOT」 はアメリカでゲーム開発の初期の頃に登場しました。 原型は、ゲームの動作確認をするためのテストプレイヤーとしてでした。 その後は通信対戦機能のあるゲームを購入すると、製品のおまけについていたり、趣味で作られた差し替えのデータなどがネットで配布されたりもしていました。

 また 「賢く的確に動作するBOT」 を作るためには、コンピュータの知識と同時にそのゲームのプレイ手順やルールを熟知していなくてはならない関係上、熱心な ファン が腕試しにと作るケースも多く、作者 は時として称賛を浴びたり、ゲーム会社が 主催 する公式ボットコンテストが開催されるなど、一般の評価も肯定的なものでした。

 現在は RMT (ゲーム内 アイテム などをリアルマネーで 転売 すること) のために BOT が乱用されたり、狩場を BOT が占拠する、大量の BOT がゲームサーバに負荷をかけてゲームサービスが不安定になるなど、ほとんど嫌われ者の代表のようになっているのとはずいぶん違います。

コンピュータウィルスとボットネット

 なお一部のツールは 「パソコン上で動作しているソフトを操作するだけでなく、パソコンそのものを操作する」 ことも可能なので、第三者によって悪用されるケースもあります。

 また コンピュータウィルス や ワーム などによっては、感染したパソコンを BOTの支配下におくだけでなく、それらをネットワークでつなげて、巨大な ボットネット を構築し、集団で他のウェブサーバを攻撃するようなもの (DDoS攻撃) もあります。

ボット転じて、存在感のない人をボット呼ばわりすることも

 ゲームなどで、決まりきった行動しかとれない人、会話をまともに出来ない人や、存在感のない人などを、BOT 呼ばわりする使い方があります。 こうした使い方は、NPC やモブなどでも似たようなケースがあります。 また逆に、ボットだらけのゲームや狩場などで友人や仲間などと遊ぶことを、「中の人 がいる」 のをひねって 「肉入り と遊んだ」 などと呼ぶ場合もあります。

「RPA」 と 「DX」、ビジネスの世界でも

 それまでは実験的なものや、娯楽利用・個人利用が多かった bot ですが、徐々にビジネスの世界でも大規模な導入や抜本的な取り組みが行われるようになっています。 これはとくに 「RPA」(Robotic Process Automation) と呼ばれます。 従来のように人的コスト削減を目的に、パソコン上で行われる単一もしくは類似の業務プロセスの自動化を行うだけでなく、複雑でそれぞれはまったく異なる業務プロセスを横断するボットツールによって多くの業務を統合管理し、処理のノウハウを積み上げ、業務効率向上、生産性向上に結び付ける考え方となります。 この際、導入する RPA ツールを仮想知的労働者と呼ぶこともあります。

 このあたりは、その後日本でもよく使われるようになった 「DX」(Digital Transformation/ デジタルトランスフォーメーション) や、それ以前から同様にビジネスの世界で叫ばれていた 「ビッグデータ」 や 「ai」 などいった バズワード と同様、キャッチフレーズ的な中身のない部分もあります。 とはいえ実際問題日本における IT活用や bot などのビジネス浸透は遅れている部分があるので、「働き方改革」 などの流れも手伝い、近年は国なども積極的な導入支援を行い始めています。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年10月10日)
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