誤用? 和製英語? どっちでもいい? 「リフォロー」
「リフォロー」(Refollow) とは、ミニブログ Twitter (ツイッター) において、一度 フォロー したユーザーのフォローを解除 (アンフォロー) した後、もう一度フォローすること、すなわち 「再フォロー」 といった意味の言葉です。
ただし日本では、「フォロー返し」(自分の アカウント をフォローしてくれたユーザーを、こちらもフォローすること)、つまり フォローバック の意味で使うケースが多い、独特な ツイッター用語 となっています。 例えば 「リフォロー100%」 といった場合は、「フォローしてくれれば、必ずフォロー返しします」「相互フォローしましょう」 という意味になります。 その後、こうした誤用を戒める意見が増え、徐々に使われるケースは減っています。
っていうか、「Re」 って紛らわしいよね…みたいな
refollow.com 公式ページ |
リフォローがフォロー返しの意味になったのは、メール の返信や 掲示板 の返答 (レス/ Res) などが 「Re」 で表されていること (これも本来は返信・返答の意味はなく、「◯◯について」 といった意味なのですが) で、「◯◯返し」 という ニュアンス が初見でも容易に連想できるからでしょう。
また フォロワー の数を増やすためのツイッター外部サービス 「refollow.com」(右図) の利用者らが、「フォロワーを増やすならリフォローで」 などとサービス名のリフォローをそのままツイッター上で度々使ったり、フォロワー数アップが目的で、自動でフォロー返しをする BOT (ボット) などが、「@リフォロー100%」 などといったユーザー名を使っていた影響も、かなりあるのでしょう。
その後、一部のツイッター利用者らが、「リフォローは間違い」「フォローバックが正しい」 との意見表明やツイートを度々行ったことにより、以後急速に正しい言葉への言い換えが進みました。
しかし 「フォローバック」 やその略語 「フォロバ」 は語感もあまり良くなく、「ホームページ をはじめ、間違って使われている IT の関連用語や和製英語はたくさんあるんだし、普及してるなら別にリフォローでいいじゃん」 との意見もあり、混在した状態がその後もしばらく続いています。