ツイートのクライアントを表示、転じて…「via」
「via」「びあ」 とは、ミニブログ Twitter (ツイッター) において、ツイート (つぶやき) をどんなクライアント (アプリや外部サービス、ツール類) を使って行ったかをあらわす表示のことです。 「via情報」 とも呼びます。
例えば 「◯◯」 というツイッターのクライアントを利用してツイートした場合、「via ◯◯」 といった表示がツイートの付帯情報としてつけられます。 またツイッターの公式サイトから直接 投稿 した場合には via情報に リンク はつきませんが、それ以外のアプリや外部サービスなどを使った投稿の場合はリンクの 設定 がされ、その◯◯のページへ飛べるようになります。
また リツイート (他のユーザーが投稿したツイートを転載すること) の際も、そのユーザー名に接頭する形で表示されます。 例えば 「◯◯」 というユーザーのツイートをリツイート (公式リツイート) すると、「via @◯◯」 といった表示がリツイート文に入ります。
この via、日本語では 「〜を経由して」「〜を通って」「〜によって」 といった意味の英語ですが、ツイッター登場以前は日本で一般的に使われることがほとんどなかったので (おたく に近いところでは、アマチュア無線 (ハム) の QSL カード (交信証) の文面に転送情報として使ったりしますけれど)、「via って何じゃ?」 との疑問が生じると共に、その意味が広がると ネットスラング のような扱いに。
例えば友達の家にいて電話をする時、「◯◯ちゃん家にいる」 との意味で、「◯◯びあ」 と云うなど、独特な利用法も生まれています。
あまり広がる前に、ツイッター上では見かけない文字列に…
こうした ツイッター用語 の日常会話への伝播は、サービスや機能の名称に由来するものの他、ツイッター上でよく使われる言い回しの転用があります (例えば なう や わず、よるほー、クラスタ などなど)。
via についても、それと同じような使われ方をしますが、その後ツイッター画面上にそのまま表示されることが少なくなり、あまり普及した言い回しではないでしょう。