同人用語の基礎知識

よるほー

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午前零時にこだまする、ツイッター上の謎の掛け声…「よるほー」

 「よるほー」 とは、主にミニブログ Twitter (ツイッター) において、深夜0時に書き込まれる挨拶のような ツイート のことです。 ツイッター以外の場所 (例えば 2ちゃんねる や ニコニコ動画など) でも、使われる場合があります。 言葉そのものの意味は、「夜になるとフクロウがホーと鳴く」 といった程度のもので、あまり深い意味が込められている訳ではありません。

 元ネタ としては、これ以前から使われている言葉に 「朝チュン」(朝はスズメがチュンチュンと鳴く、チュンチュン・・・チチチ・・・) というものがあり、これとの対比で提唱されましたが、略語では 「夜ホー」 ではなく 「よるほー」 が主流となり、その語感の面白さもあって、もっぱらツイッター 界隈 で2010年〜2011年に大ブレイクしました。

よるほー成功、何だか知らないけど、今日はいいことありそうな

「よるほー」 が成功したか、判定するサービス 「よるほー?」 も登場
「よるほー」 が成功したか、判定するサービス
「よるほー?」 も登場

 「よるほー」 の使い方ですが、単純に深夜帯の挨拶 (こんばんわ、などの意味) で使われる場合もありますが、通常は深夜0時ジャスト (0:00:00) の 投稿 を目指す場合が多くなっています。 書き込み 時間がぴったり合うと、「よるほー成功」 などになります。

 なお 「朝チュン」「よるほー」 の流れで、「昼はハトがポッポと鳴く」 ということで、「ひるぽっぽ」 という言葉も提唱されました。 しかし、ミスター ルーピー・民主党・鳩山由紀夫さんの印象から鳩ポッポのイメージが悪化したからかどうか知りませんがあまり広まらず、「よるほー」 のアレンジで 「ひるほー」 との挨拶が広まることになりました。

 個人的には ネットスラング2ちゃん用語ツイ用語 などに厳格な意味や美しさなど別にいらないと判ってはいても、「スズメ (チュン) → ハト (ぽっぽ) → フクロウ (ほー)」 でつなげた方が意味も通って美しいと思うのですが (出来れば夕方にカラスがカーも入れて欲しい…)、それだけ 「よるほー」 が爆発的に流行してしまったという事なのでしょう。

同じ時間を共有しているという、ささやかな連帯感

 「よるほー」 に限らず、ネット (とくに リアルタイム性 が重要視されているようなコミュニティ) では、同じ時間をユーザー同士で 共有 しているという独特の連帯感、それを言葉や行動であらわす独特の様式が昔からありました。

 カウントダウンなどは、新年を迎える時や、何か新しいサービスや イベント が開始される時にはリアルの世界でもやりますが、ネット上ではそれが毎日、行われているのですね。 これは 「チッチッチチーン」 の時報を真似た書き込みといった形で パソコン通信 時代の チャット などでもそうでしたし、2ちゃんねる や チャットちゃんねる などの実況系の 掲示板 などでも、昔から見られる利用法です。

 別にだからといって、こうしたサービスを使っている人が、「人との交流、温もりを求めてる」 訳ではないのでしょうが、遊びや ゲーム としての ノリ も含め、些細なきっかけで盛り上がって楽しもうよということなのでしょう。

 なおリアルタイム性がない掲示板や、単なる ホームページ の閲覧であっても、例えば アクセスカウンターキリ番 などと同様、キリの良い数字やゾロ目で揃った数値を喜ぶ傾向があります。 これも同じようにキッカケは些細なことでも、せっかくだから盛り上がって楽しもうよという ネット民 の姿勢の現れなのでしょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2011年2月22日)
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