他人のツイートをコピペで再投稿…「非公式リツイート」
「非公式リツイート」 とは、ミニブログ Twitter (ツイッター) において、自分以外のユーザーが 投稿 した ツイート (つぶやき) を、正規の機能を使わず、コピペ の形で再投稿することです。 引用つきの返信なども、これに含まれます。
リツイート (Retweet) とは、ツイッターで自分以外の利用者のツイートを、転載・引用の形で再投稿することです。 略して 「RT」、あるいは 「リツイ」 などと呼ぶ場合もありますが、ツイッター側で用意されているリツイート機能 (公式リツイート) を使うと、元投稿者のユーザー ID が表示され、他のリツイートとともに一覧に表示されるようになります。 また何か事情があって元投稿者がツイートを取り消す (削除する) と、リツイートも同時に削除されます。
一方非公式リツイートの場合は、ツイッターのシステム上はリツイート扱いではなくツイート扱いとなりますから、他の元ツイートに対するリツイートとは独立した別扱いとなりますし、同じ内容のものが タイムライン を埋め尽くしたり、元投稿者が元ツイートを削除しても、ずっと残り続けることになります。 また本来はリツートができない 鍵付き (プロテクト) アカウント のツイートも、この形では行えることになってしまいます。
さらに元投稿者のユーザー ID はコピペであっても残そうと思えば残せますが、しばしば非公式リツイートを行う際にこれを削除して 「自分の考えたツイート」 のように振舞ったりします。 俗に パクツイ (パクリツイート) などと呼ばれますが、「他人のツイートを盗んでいる、無断転載している」 と批判されるマナー違反の利用法と云えるでしょう。
公式リツイートと、非公式リツイート
元々ツイッターサービスには、リツイート機能はありませんでした。 しかしツイッター利用者の一部が、「これは役に立つ」「面白い」 と思ったツイートを手動でコピペして自分の フォロワー に紹介・共有 (シェア) する使い方が流行り、さらに悪意を持って転載ツイートを行うマナー違反の利用者らも登場。
その多くは 「他人のツイートを自分の オリジナル かのように投稿する」「文章の一部を改変して発覚を逃れようとしたり、さらに内容を改竄するなどして、元投稿者が批判され 叩かれ るように仕向ける」 といった問題も発生。
その後ツイッター側で 公式 にリツイート機能が実装されたことにより、以降はこうしたコピペによる手動リツイートを 「非公式リツイート」 と呼んで区別し、マナー違反になるのでやめましょう」 との認識が、広く利用者間で 共有 されるようになっています。