女の子はお色気、男の子は元気! もしくはギャグ! 「ボトムレス」
「ボトムレス」 とは、そのまんまですが ボトムス がない状態のことです。 例えば上半身に シャツ や上着は着ているけれど下半身だけが丸出しのすっぽんぽん、あるいは下着の パンツ のみみたいな スタイル、状態や シチュエーション を指します。 パンツがなければ ノーパン、逆に トップス だけないのは トップレス、すっぽんぽんなら 全裸 や マッパ です。 ボトムレスに限らず下の性器が 露出 している場合は下半身露出とか、男性なら ぼろん みたいに云うこともあります。
単に下半身に スカート や スラックス を穿いていないことを指す言葉なので、トップスとボトムスの機能を兼ね備えた女性用の ワンピース の場合、ボトムスに当たるスカート部分がどれだけ短くても一般にボトムレス扱いにはなりません。 とはいえ全体のシルエットは限りなくそれに近いこともあるでしょう。 お色気表現や状態でいえば、女性の 裸ワイシャツ などはボトムレスの典型です。 また 学校 の 体操着 にまだ ブルマー が存在していた頃、女子生徒が体操着のトップスの裾を下に伸ばして着ていると、ブルマーが隠れてボトムレスっぽい見た目になることもありました。 世の男子生徒は視線くぎ付けです。
当然これは着替え中でシャツ一枚とか丈の長いシャツを着た男性の場合も当てはまりますが、女性のそれと違いあまりお色気要素で取り上げられることは少ないかも知れません。 あくまでちょっとかっこ悪いマヌケな姿の範疇です。 ただし夏場のプールや海水浴場で、水着 の 海パン の上に Tシャツ を着たりパーカーなどを羽織る姿は 擬似的 な男性ボトムレスとして珍重されることもあります (後述します)。
男性のボトムレスはある意味貴重? 擬似ボトムレスで海パンにTシャツとか
男性のボトムレスの場合、上半身はきっちりと スーツ を着こなしながら下半身はパンツだけ、みたいな状態はダンディーな男性の着替え中の描写やコミカル・ギャグ表現としてしばしば用いられます。 日本でもっとも有名なのはテレビドラマ 「探偵物語」(1979年) のオープニング映像で、松田優作さん演じる工藤俊作が鏡の前で披露するボトムレス姿でしょう。 バストアップアングルで工藤ちゃんが映し出され、スーツどころか髪型や帽子まで粋に身につけクールに煙草に火を着けながら、カメラが引いて全身が映ると実はパンツ丸見えだったというわけです。
全身着である着物や 浴衣 の場合、男女ともに下半身に下着以外の特別な衣類は身に着けませんが、元々ヨーロッパでも ミニスカ は男性用のものでしたし、日本でも、筋肉が発達した脚線美は男性のものでもあったので、いつのまにやら下半身や脚部露出がお色気を伴う女性のものみたいに切り替わった文化的な価値観の変化は面白いです。 もっとも現代にあっても、時代劇などで和服の男性が裾を乱して全力疾走する姿などは、独特の逞しさや美しさ、そこからしか 摂取 できない滋養があります。
なおプールや海水浴場で男性が海パンの上に服をまとう姿もパンツレスっぽいシルエットとなり、擬似パンツレスみたいな扱いを受けることもあります。 ファッション などは TPO によって見え方や言葉も変わったりしますし、この場合はあくまで海パンの上にシャツを着ているのであってズボンだけを脱いだわけでもないので純然たるパンツレスではないのでしょうが、見た目はパンツレスそのものです。
この海パンにシャツという擬似ボトムレス、逞しい男性のそれのセクシーさは、当の男性が思っている以上に女性に 刺さる こともあるようです。 女性はある程度自分の性的な魅力に自覚的な部分がありますが、男性はそのあたり無頓着で無防備でもあるので、明るく無邪気で 健全・健康的な姿と、ちょっとした エロ さが同居する少年のファッションやシチュエーションとして、しばしば イラスト などに描かれたりもします。





