カップリングを文字で表すと… 「右」
「右」「右向き」 とは、受け のことです。
同人 の世界における カップリング (2人の キャラクター 同士の組み合わせ) では、片方のキャラが受動的な役割を持つ 受け となり、反対に能動的な役割を果たすキャラを 攻め と呼んで区別します。
こうしたカップリングを言葉であらわしたり、ジャンル の名前として表現する場合に、「●●X▲▲」 といった記述で表現しますが、通常は 受けキャラを右側 (この例では ▲▲) に表記するケースが多いため、それが転じて受けキャラを 「右」「右向き」 などと呼ぶようになりました (攻めは左や左向きになります)。
その後、さらに発展し、根っからの受けキャラは、極右と呼ぶケースも現れています。
趣味 の集まりでの会話や ネット の 掲示板 での 書き込み、同人誌 での フリートーク などでは比較的見かける言葉ですが、やおい や BL がある程度一般化し、カップリングや受け・攻めといった言葉が広まる中で、「仲間内だけでわかる言い回し」 として、この表現がでてきています。
こうした経緯もあり、このサイトでもこの言葉はあえて解説していませんでしたが (2008年頃からは、用語としてのリクエストが届いていました)、一部でこの言い回しが当たり前のような使われ方をしつつあり、解説をしてみることにしました。
こうした表現に馴染まないジャンルや、逆転しているジャンルも
なお一部のジャンルなどでは、カップリング表記が上記のパターンにならず、左右で受け・攻めが逆転している場合もありますし、立場が途中で入れ替わる (リバーシブル) などもあります。 また2人組のカップリングではなく、3人組やそれ以上 (サンド や トリオ、総受け や 総攻め など) の場合もあります。
必ずしも同人の世界で普遍的な言い回しではない点は、留意が必要です。