スク水からハイレグまで、範囲が広い 「ワンピース水着」
「ワンピース水着」 とは、主に女性用の 水着 で、トップス (ブラジャー) とボトムス (パンツ) がつながって一体となったもの、ワンピース形状 の水着のことです。 上下で分かれているセパレート水着 (例えば ビキニ) の対となる形状で、もっともポピュラーな水着のスタイルのひとつとなります。 一般的には女性用と 認知 されますが、身体を覆って水の抵抗を減らすと云った目的の競泳用などでは、男性用のものもあります。
ワンピース水着といえば、学校の水泳の時間に着用する スクール水着 (スク水) があります。 ワンピースでありながら股部分を上から布で覆う形状となっており、スカート型やダブルフロント型と呼ぶこともあります。
この形状のスク水は学校を中心に広く普及しますが、昭和 の時代ならともかく、現在は学校指定の水着にもセパレート型が増えており、また足の部分も短めのスパッツのように太ももの一部を覆うタイプが増えてきています。 旧スク水とはほとんど別物であり、夏の海水浴場やプールなどで見かける、レジャー用のワンピース水着とも形状が異なります。
レジャー用や競技用など、それぞれに愛好者が
色柄や形状を含めたデザインには多様性があり、ビキニなどに比べるとシルエットは 地味 なタイプもあり、着用する人の年齢を選ばない点がワンピース水着の特徴でしょう。 いかにも女児向けの可愛らしいものから、スタイル抜群のモデルやコンパニオンが着用するようなレースクイーン (キャンギャル) 用のもの、中高年女性用のシックでエレガントなものまで、様々なタイプを選ぶことができます。
女児用では腰回りにスカートや ミニスカート のようなフリルがついたものもありますし、若い女性用のものでは1980年代あたりから1990年代頃までブームとなったハイレグもあります。 ハイレグは足ぐりの部分が腰骨の上にまで深く切り込んでいるもので、足が長くスマートに見えたり 露出 を増やして女性の性的な魅力を前面に押し出したデザインだと云え、ビキニより刺激的だと大流行しています。
一方、競泳用のワンピース水着などは、中学高校あたりの部活動でも用いられることが多く、ディティールにこだわった描写がされた イラスト などは人気があります。 またワンピース水着で 日焼け した後にビキニを着用した場合、肌色 が濃い部分と薄い部分とのツートンとなって日焼け跡が現れますが、これに強い魅力を感じる人などもいます。