最終日本/ 同人用語の基礎知識

コミケの最終日に頒布される本と云えば… 「最終日本」

　「最終日本」（さいしゅうびぼん）とは最終日の本、要するに 18歳未満禁止のエロティックな同人誌のこと、アダルト同人誌を指す言葉です。

　なぜ「最終日」なのかというと、世界最大の同人誌即売会であるコミックマーケット（コミケ）が開催される際、複数日開催の場合の最後の日、すなわち最終日にそうしたジャンルのサークルのスペースがまとめて組み入れられているからです（他の日に全くないわけではありませんが）。

　複数日開催が当たり前となり、最終日が定着すると、コミケの参加者らの間で隠語、暗喩のような形で、「最終日に頒布される本」＝「最終日本」＝「エロ同人誌」のようなニュアンスとして、一部では使われるようになっています。

　なおそうしたジャンルをメインに活動しているサークルは、とくに最終日サークルと呼ぶ場合もあります。

　なお同人の世界には、こうした本を呼ぶ言葉はいろいろなものがあり、代表的なものとして、面妖本や蛍ピ本（蛍ピ必須本）、薄い本といった呼び方もあります。