白いワイシャツを中心とした爽やかな衣服 「スクールシャツ」
「スクールシャツ」 とは、学校の 制服 の一部として用いられるシャツのことです。 一般的には白い ワイシャツ や ブラウス といった トップス がそれにあたり、アパレルブランドなどが同じ名前で商品展開を行ったり、いかにも制服で用いられがちな無難で 地味 なものをそう呼んだりします。
形状は一般のベーシックなワイシャツと同じで、角襟で左胸に開放式のポケットがついたものが多いでしょう。 女子生徒用のものの中には、丸襟 (ラウンドカラー) ものも稀に見られます。 柄 などはない 無地 が基本で、色 は前述した白や白に近い薄い青、ベージュなどがほとんどです。 学校によっては胸ポケットの位置に校章を刺繍や プリント の形でワンポイントとして入れたり、ピンバッジスタイルの校章を飾るケースもあります。 小学生用のものでは、同じ場所に名札を下げることもあります。
通常は ブレザー や男子用学生服 (学ラン) のインナーとして用いる長袖のものを指しますが、夏などに着用する半袖のものの方が、外から見えるために存在感があるでしょう。 時代を下ると夏季の 暑さ対策 や女子用の 透け 対策として、ポロシャツ が通学用シャツとして認められるケースも増えてきました。
着用者が成長期で新陳代謝が高いこと、活動的で毎日身に着けるものでもあるため、素材は動きやすく吸汗性や耐久力のあるポリエステルと綿の混紡が一般的です。 学販品として特定の商品が販売代行されたり指定されるケースもありますが、もっともありふれたシャツでもあり、校則に反しない限りは自分の好きなものを選んで購入できるケースも多いでしょう。 価格は3,000円から5,000円程度のもので、それを何枚も買い揃えて洗濯やクリーニングをしながら使うこととなります。 昭和 の時代は日々の着用でよれたものも結構ありましたが、いわゆる形状記憶素材が広まってからは、襟元もしっかりした着こなしが増えています。
ネクタイ の着用は、1970年代頃までの学ランの時代には、ブレザーの学校も含めて比較的少ないものでした。 その後学ランが減りブレザー制服の普及が急速に進むと、ネクタイや女子用の スクールリボン を併せて身に着けるケースが多くなっています。
なお体育の授業で着用する丸首のシャツは、一般に 体操着 と呼んで、スクールシャツの範囲には入りません。 また体育祭などで生徒が自主的に制作・着用するTシャツなども、普通 はクラスTシャツ (クラスT) と呼び、スクールシャツとは呼びません。
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