好きなメンバーが変わりました… 「担移り」
「担移り」 とは、主に男性アイドルタレントに対して女性の ファン が使う言葉で、「〇〇のファンから△△のファンに変わりました」 という意味の言葉です。 しばしば女性アイドルファンが、好きなタレントのファンであることを 「担当」 と呼ぶため、担当対象が移ったとの言葉となります。
なお女性アイドルグループなどの男性ファンは、担当とほぼ同じ言葉として 「推し」 などといった言い方をしますが、こちらも同じような言葉として 「推し変」 があります。 推しの対象が変わったとの意味の言葉です。
男女問わずアイドルグループの特定メンバーのファンとなることを担当とか推しと呼んだり、それを友人や仲間、ネット において積極的に表明するようになったのには様々な要素がありますが （詳細はそれぞれの解説ページをお読みください）、とりわけ担当をやめる 「担降り」（推しヤメ） とこの 「担移り」（転ぶ） は、本人の精神的にも、あるいは周りの友人知人にも、かなり大きな負担や影響を与える出来事だと云えるでしょう。
同人における 「ジャンル移動」 と同様に、様々な波紋が…
気の合った友人や仲間とファン活動をしているだけならば、「担移り」 しても本人と身内だけの話であり、あまり大きな影響や問題も生じないでしょう （まぁそれぞれの人間関係次第ですが）。 しかしもし担移りする人がファンが集う サイト やコミュニティの 主催者・代表 だったり 同人 を行っていたりすると、そしてそれらがそれなりに同じタレントファンの間で広く 認知 され存在感を持っていたりすると、周囲に与える影響は甚大なものがあります。
基本的に ファンサイト・コミュニティの 運営 にしろ同人活動にせよ、その動機が 「そのタレントが好きでファンである」 こと、すなわち 愛 である場合、それが冷めたり喪失したりするとモチベーションの維持が難しいですし、それを止める権利など誰にもないでしょう。 しかしそれが 大手 と呼ばれるような 作家 や サークル だった場合、ジャンル に与える影響は大きいですし、コミュニティの参加者や 読者 から寂しく思われてしまったり、場合によっては 「裏切者」 のような扱いをされて トラブル が生じたりします。 またそうした軋轢を恐れて身動きが取れなくなっている人もいて、はたから見ていても辛そうというか、気の毒なケースもあります。
中にはペンネームを変えて別人として別の担当の同人活動を改めて始める人もいて、周囲も絵柄は同じだし何となくそれに気づいているけれど、へんなアンチを呼び寄せないために知らないふりをして何となく回っている…みたいな場合もあります。 そんな時に 「もしかして〇〇さんですか？」「以前タレント□□さんの同人誌を描いていた人ではありませんか？」 などと別担当の時の昔話を公開された場でほじくられると、周囲がハラハラするような状態になることもあります。
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