いつもの朝日のいつものセリフ…「だがちょっと待って欲しい」
「だがちょっと待って欲しい」 とは、日本を代表する新聞社である朝日新聞が社説やコラムなどでよく使う表現、そしてそれを 元ネタ とするマスコミを揶揄するような 「回りくどい表現」 のネタ 書き込み の決まり文句、定型句のことです。 「だが待って欲しい」 とも云います。
この種の 「特定マスコミの使いがちな日本語表現」 やその模倣は、朝日新聞に限らず、その他の新聞、スポーツ新聞、雑誌などでもそれぞれにありますし、テレビ番組やテレビ局の傾向をそれっぽく表現する言葉の 「お遊び」 としておなじみです。
その中でも朝日新聞は、何かにつけて ネット の 界隈 を騒がす記事や論評を発していることもあり、こういった表現も他紙をはるかに上回る頻度で扱われ、一部にはおなじみとなっています。
これさえ押さえれば、誰でも 「朝日風の記事」 を書ける…?
この種の 「朝日新聞風表現」 には様々なものがあります。 例えば 「波紋を広げそうだ」「議論を呼ぶのは必至だ」「○○という声も聞かれなくもない」「しかしこういう声もある」「さまざまな声に耳を傾けてほしい」「○○という姿勢が、今ひとつ伝わってこない」…などなど、枚挙に暇がありません。
その後こうした様々な慣用句を 「バカでも書ける朝日新聞記事 テンプレート」 のようにまとめて 掲示板 の 2ちゃんねる などに コピペ (コピー&ペースト) したり、朝日新聞風の記事を自動出力するジェネレーター (「天声人語風メーカー」 など) が作られ、ネタ として、マスコミをからかうギャグとして、文章を作って遊ぶような使い方がされています。
また紙面で何度も使われる慣用句以外にも、はっきりとした元ネタのある特徴的な表現もいくつかまとめられています。 例えば 一発だけなら誤射かもしれない (2002年4月20日の朝日新聞に掲載された記事 「有事法制ここが分からない 「武力攻撃事態」 って何」 より) や、だが心配のしすぎではないか (2005年7月28日の社説 「人権擁護法 救済の法律は必要だ」 より) などが有名です。
この他、ネット上でそれを巡って大規模な 祭り にまで発展した、アサヒる (2007年9月24日掲載の朝日新聞のコラム記事 「青白い顔、張りない声 おわびで幕 安倍首相会見」 より) なんて言葉もあります。