ネット右翼のある意味対義語、「ネトアサ」
ち そ ょ の っ 書 と 朝 き 待 日 込 て か み も は ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (@∀@;) < ヤバい バレてる… _| ̄ ̄||_)_ \_________ /旦|――||// /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . | |_____|三|/ |
ネトアサ」 を揶揄するAA ちょっと待て その書き込みは 朝日かも |
「ネトアサ」 とは、「ネットアサヒ」 の略で、インターネット に 書き込み する朝日新聞の人」、あるいは 掲示板 などに朝日新聞の紙面的な意見を書き込む 工作員 といったような意味の言葉です。 当て字で 「ネト亜左」 とも。
定義についてはまだ定まっていないようですが、「ネット工作員」 という語源に密接に関係した定義を除けば、おおむね 「表と裏の顔が違う」「言ってることとやってることが違う」 なんて意味を含んで使われるケースが多いようです。
口や紙面では 「匿名は卑怯だ」「ネット など信用できない」 と散々云っておきながら、自分は匿名を最大限利用して卑劣な発言を繰り返していたからですね。 つまり おまえが言うな という訳です。
元ネタ ですが、2009年3月末に掲示板 2ちゃんねる を舞台に発生した、いわゆる 「朝日新聞」 アクセス禁止事件」 が発端となっています (後述)。 一連の騒ぎは他の新聞やNHKはじめテレビ報道もされる騒ぎとなり、「2ちゃんねる」 のニュース速報+板にも継続スレッドが263 (263,000発言) も立つ大騒動、2009年最大の 祭り ともなりました。
朝日非難の書き込みが殺到、そのさなかに…
朝日新聞社 社屋 |
直接の 「語源」 は、「【ネット】 朝日新聞編集局員(49)、2ちゃんねるで 荒らし 行為、差別を助長する書き込みも…朝日新聞、「処分します」と謝罪★47」 という スレッド に2009年4月1日に書き込まれた レス、
「ネトウヨ」は死語になって、これからは「ネトアサ」が流行るんだろうな
ネットアサヒ
との内容になります (類似のものは他の場所でもでていたようですが)。 これを見た他の参加者たちが 「そりゃいいや」 的な展開となって、各地に伝播。 広まるようになりました。
こうした 「ネット」 を接頭して書き込みしている人にレッテルを貼るという使い方は、「ネット右翼」(ネトウヨ) や 「ネットイナゴ」、古くは 「ネット番長」「ネット弁慶」 など枚挙に暇がないほどありますが、「朝日新聞の工作員ではないか…?」 などと疑われるような書き込みがしばしば保守的な意見に対し 「ネトウヨ」 とのレッテル貼りによる罵倒が見られたことから、「ネトアサ」 もそれの対義語のような扱いで、面白おかしく使われるようになったようです。
なお 「ネトアサ」「ネットアサヒ」 に近い言葉は 「ネトサヨ」「ネット左翼」 のほか、「ネットキムチ」「ホロン部」「ブサヨ」(ブサヨク)「パヨク」「工作員」「ネット工作員」、これらに対する主な対義語は前述した 「ネトウヨ」「ネット右翼」 のほか、「熱湯浴」(ネットウヨの誤変換 + 打鍵ミス)、同じくネットウヨの打ち間違いで 「ヨット右翼」「ヨットウヨ」、そこから転じた 「ボートウヨ」 や 「ポット右翼」、あるいは 「嫌韓厨」「嫌中厨」 などです。
ただしネトアサ自体は問題書き込みによる祭りから生じた言葉なので、これ単独で使うのが相応しい言葉でしょう。
「ネットの闇を自作自演してたのはお前かよ!! 」…「朝日新聞」 アクセス禁止事件とは
本社編集局員、差別表現をネットに投稿 |
事件のあらましですが、2009年2月頃から、掲示板 「2ちゃんねる」 の「鉄道路線・車両板」 などを中心に、朝日新聞社内からのアクセスと思われる非常識な書き込み、荒らし行為が続出。 3月末になり 「2ちゃんねる」 運営側 が、アクセス履歴や接続元を開示し、asahi-np.co.jp からのアクセスの遮断を行うという出来事がありました。
3月31日に朝日新聞は社内調査を行い、投稿 した社員を特定。 同日 「本社編集局員、差別表現をネットに投稿」 との記事を掲載し、公式 な謝罪 (ただし差別的発言に対してのみ) と厳正な処分を約束しました。
2009年1月10日放送 「情報整理バラエティー ウソバスター!」 のブログ捏造で総務省から 行政指導を受け謝罪するテレビ朝日サイト |
これを受けて、ネット上では 「何がインターネットの闇だよ、それを作ってるのは自分たちじゃないか」「自作自演でネット叩きとは恐れ入った」 と批判が噴出。
元々朝日新聞の論調が嫌われる空気があったこと、少し前に 「ウソバスター事件」(ネットには嘘情報が溢れている…という趣旨の2009年1月10日放映のテレビ朝日の番組内で、紹介された嘘を書いたブログなどは、テレビ局が事前に自分たちで作ったものだった/ 同年3月31日、総務省から過剰な演出で悪質だとして厳重注意の行政指導を受けた) もあり、マスコミの 自作自演 によるネット叩きが話題となっていました。
2007年元旦からの毎日新聞の特集キャンペーン 「ネット君臨」 騒動をはじめ、新聞社とネット (中でも掲示板) 利用者との関係悪化はかねてから深刻で、それらが相乗していっそうの反発を招いたようです。
異例のアクセス元開示とアクセス禁止で炙り出されたネトアサ
∧_∧ ミ __ __ ;( #@∀@)つ| |\\.| | ( つ ノ | |_|≡| |`、` カタカタカタカタ... |
カタカタ ∧_∧ カタカタ ∧_∧ (@∀@l|) (@∀@l|) ハァハァ… _| ̄ ̄||_ )__ ._| ̄ ̄||_ )__ /旦|――||// /| /旦|――||// /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . | |_____|三|/.. |_____|三|/ |
アカピー」 のAA を使った工作員 AA |
通常 「2ちゃんねる」 では、犯罪予告などがあった際に警察から捜査のための開示要求請求がされた場合のみ、アクセス履歴を開示するケースがあるだけです。
「荒らし行為」 にまつわる話とはいえ、このような形でのアクセス履歴開示は極めて異例、珍しいケースです (たまにはありますが)。
今回のケースでは、書き込み内容が差別的であまりに酷く、また 「電車に飛び込め」「睡眠薬でも飲み過ぎて永眠しとけ」「首を吊れ」「氏ね」「殲滅する」 といった脅迫に相当するような内容もありましたが、何より 「特定の目的を持って継続的、執拗に変な書き込みをする人たち」 への牽制の意味もあったのかも知れません。 また朝日新聞などがかねてから 「2ちゃんねる」 はじめネットを、「危険な闇だ」 と批判していたこともあり、その意趣返しもあったのかも知れません。
朝日のアクセスが遮断されると、一瞬の 「凪」(無風) 状態が…
朝日新聞社 鉄道板荒らし問題まとめwiki |
この騒動が巻き起こると、「2ちゃんねる」 の政治や外交に関するようなスレッドの書き込みの 雰囲気 や論調が、一部の人にははっきりと実感できる程度にまで変化。 とりわけ 「ウヨ」「ネット右翼」 といった保守派への罵倒語の出現が激減しました。
結果、「朝日の人、その他の新聞社、あるいはそれ以外の 「工作員」 とされるような人たちが、こうした処置に驚き、書き込みを中止して様子を伺っているのではないか」 などとささやかれる事態となっています。
また真偽のほどは不明ながら、多くの 「ネット工作員」 が社内に跋扈していたとの情報もあるこの事件ですが (書き込みによっては、300名いたとも)、朝日新聞社のネット 環境 がいわゆる 「クラスB」(ネットワークアドレス1個、ブロードキャストアドレス1個を含め、プロバイダなみの 65,535個もの IP を所持) であったこともあり、前述した 「規制による凪現象」 も伴い、「ありうる話」 のような評価がされているようです (さすがに 300人は数が大きすぎると思いますし、企業ドメイン丸出しで大きな工作活動をするとも思えませんが…)。
最終的にこの事件は、2ちゃんねるの看板掲示板の1つ、ニュース速報+板で、過去最高のパート263スレッドまで継続。 関連スレッドを含め、わずか数日で300万件を超える書き込みが殺到する事態となりました。 ちなみに現行スレ立て&書き込みルールでのこれまでの最高は、いわゆる 「毎日新聞 変態 事件」 のパート 230 でした。 この時期、他に大きな話題がいくつもあったのですが (北朝鮮のテポドン2発射事件など)、関連スレッドなども含め史上最高の盛り上がりとなったようです。