昨日まで存在していたサイトが消えている… 「閉鎖しました」
「閉鎖しました」 とは、個人が作った ホームページ (ウェブサイト) や ブログ が 運営・公開を終了し、サイトを閉じた際にしばしば掲出される画面の文字列です。 同じような意味で使われたり、こうした状態全般を指す言葉で 「跡地」 と呼ぶこともあります。
サイトがなくなると通常は 「404 not found」(404エラー) となります (存在しないページへアクセスした時にブラウザ上に表示される HTTP のステータスコードのひとつ)。 一方この 「閉鎖しました」 あるいは 「跡地」 の場合は、サイトがあったサーバやホームページスペース・ブログサービスの アカウント 自体はまだ生きていて、それまで公開していた コンテンツ の削除・非公開設定はされているものの、その代わりに閉鎖・跡地用の html や php ファイルは置かれていて閲覧がかろうじて可能な状態 (仮死状態) となります。
あるのが当たり前のように感じていたサイトが突然消える衝撃
長く ネット を利用していると、それまで通っていたサイトが突然消えたり、行方不明になることはよくあることです。 とりわけ若年層の作ったサイトなどは、しばしば 趣味 や興味関心事の移り変わりが激しい年代だということもあり、そこそこ力の入ったサイトでも、ほんの数年程度で消えてしまうことは珍しいことではありません。
おたく や 腐女子 の場合、趣味としてのネット利用の多くが自分の好きな アニメ などのコンテンツやタレントの ファン としての情報収集や交流だったりもしますから、自分の好きな ジャンル で運営されていたサイトや 同盟 などがなくなるのは仲間が減ったことと同義でもあり、とても寂しく悲しく感じることが多いでしょう。
ただし 「404 not found」 のようにファイルやサーバやアカウントごと削除されて完全消滅している場合と違い、「閉鎖しました」 あるいは 「跡地」 表示の場合、まだサーバやアカウント自体は生きていて、管理人 の管理下にあります。 閉鎖・跡地表示でがっかりしつつも、しばらく経ってもう一度アクセスしたら復活してたり別のサイトにリニューアルしていた…なんてこともあったりするので、すぐに ブックマーク から削除して諦めてしまうのは早い場合もあります。
「閉鎖しました」 ページに別サイトへの隠しリンクがある場合も
また 「閉鎖しました」 ページの中に小さな点 (.) などがあり、それが 隠しリンク となっていて、管理人の別のサイトに飛べることもあります。 流行りのジャンルは栄枯盛衰・サイトの世代交代や新陳代謝も激しいですから、場合によっては閉鎖・跡地表示になっても ワンチャン を期待して細かく見てみる、しばらく見て回るのが良いかもしれません。 そのうち 404になってしまうこともありますが… (まぁ未練がましいなとは思いますが、好きだったサイトが消えるのは本当に悲しいので…)。
ちなみにこの同人用語の基礎知識サイトも サークル のサイトの一部、その後半独立サイトとしての運営も含め、とりあえず 筆者 が生物学的に生きている間は公開し続けようと思いますので、どうか末永くよろしくお願いしますです…。