使い方自由自在、三宮駅からすぐの 「神戸サンボーホール」
神戸サンボーホール |
神戸サンボーホール公式サイト |
「神戸サンボーホール」 とは、神戸市中央区浜辺通に建つ展示会や見本市、販売会、大型会議、その他各種イベント開催のための2階建ての イベントホール のことです。
同地域ではもっとも古くから各種の イベント や催事、展示会が開催されてきた 会場 のひとつで、世代を超えて馴染みのある人が非常に多いイベント用施設と云えるでしょう。
運営 開始は1969年12月。 幕末の1868年1月1日(慶応三年十二月七日) に開港した神戸港の開港100周年の記念事業の一環として、近接する神戸商工貿易センタービルと一緒に兵庫県と神戸市によって 「産業貿易展示館」 として整備。 記念モニュメントとして 「昭和の建築物」 という 雰囲気 を今に伝えています。
途中何度かリニューアルされていますが、1993年、2008年には大規模なリニューアルを施され、使い勝手の良さや 清潔感 には磨きが掛けられています。 間の1995年には、あの 「阪神・淡路大震災」 がありましたが、堅牢な建物はびくともせず、市民支援の拠点として活躍しました (後述)。
三宮駅から徒歩10分程度の南側、埋立地の 「ポートアイランド」 に向かう海岸地域に位置し、商業 や貿易、文化にまつわる展示会や見本市などが催される一方、オンリーイベント を中心とした 同人誌即売会 や コスプレイベント などの会場としても非常によく利用される施設となっています。
「ポートライナー」 ですぐの場所に大型の コンベンションセンター である 神戸国際展示場 (神戸コンベンションセンター) があり、さらに近畿地区有数の オタクスポット、オタク街 としても名高い 三宮センタープラザ西館 のお膝元とあって、近畿地区で 同人 をやっている人にとって、無視できない存在なのが、ウォーターフロントに建つこの 「神戸サンボーホール」 でしょう。
同人イベントやコスプレイベントの会場として
施設は大展示場や商談スペースを持つ1階と、同じく大展示場と2つに区切っても使える小展示場を持つ2階の2フロア構成で、2階部分にはこのほか、会議室が2部屋あります。 付近に高層マンションが多数立ち並び、街路樹に囲まれた建物は現在は 地味 で目立たない印象もありますが、同じ区画内に神戸商工貿易センタービルが建っていますし、「貿易センター駅」 の目と鼻の先ですから、迷うことはないでしょう。
主な交通アクセスとしては、最寄り駅として新交通システム 「ポートライナー」 の利用が便利で、「貿易センター駅」 を下車してすぐとなります。 このほか、市営地下鉄 海岸線の 「三宮花時計前駅」 を下車して徒歩5分、JR 「三ノ宮駅」「阪急三宮駅」「阪神三宮駅」、市営地下鉄山手線 「三宮駅」 を下車して徒歩10分です。
車で行く場合、神戸商工貿易センタービルの地下1階に、30分200円、1日最大で2,000円の駐車場 (07:00〜23:00) があり、神戸サンボーホール北側にもサウスパーキング (駐車料金 30分:200円 (07:30〜22:30/ 夜間料金1時間100円 (22:30〜翌07:30) があります。 この他にも県の中心地だけに、近隣に大小様々な駐車場が整備されています。 主催者 用の駐車場は無料で、1階大展示場用8台、2階大展示場用8台、2階小展示場用1台が用意されています。 こちらは事前の申し込みが必要です。
住所は、〒651-0083 兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-32。 元々は兵庫県および神戸市による設置運営でしたが、近接する神戸商工貿易センタービルを運営する株式会社神戸商工貿易センターが1998年12月に買収。 以降は同社が運営を行っています。 公式サイトは こちら になります。
阪神・淡路大震災では、被災した市民支援の拠点としても機能
1995年1月17日に発生し、6,434名もの死者と数万人の負傷者、住居を失うなどの被災者を出した阪神・淡路大震災では、多数の 公共施設、民間施設や住宅などが全壊半壊しました。 しかしこの神戸サンボーホールと神戸商工貿易センタービルは、ともに構造自体には影響がなく、一部の破損個所などもほどなくして修復され、4月にはほぼ全面復旧しました。
崩壊した神戸市役所第2号館の代替庁舎として神戸商工貿易センタービルが使われる傍ら、この 「神戸サンボーホール」 も市の衛生局により医薬品集積センターが設置され、防災や被災した市民の生活復旧支援のために使われました。
およそ10年後となる 2004年には、震災復興プレイベント 「ロボット×レスキュー2004」 も開催。 力強く復興した神戸の人たちと共に、「がんばれ神戸」 の中心で、市民の暮らしを支え続けた10年間でした。