今日のゲームはここまでにしとくか… 「セーブポイント」
「セーブポイント」(Save Point) とは、コンピュータで動作する ゲーム において、プレイ内容を保存 (セーブ(Save) する際に、ゲーム側が用意したそのための機能、および目印のことです。 保存はゲームの一時中断や任意の時点での望ましい セーブデータ を保存するために行いますから、一般的には 「キリの良いタイミング」 に、セーブポイントの 設定 がされるケースが多いでしょう。
なお特定のセーブするためのポイントがなく、ゲーム画面のメニューなどにセーブの項目があっていつでもセーブできる場合は、通常セーブポイントとは呼びません。 またゲーム側で自動的に保存する場合 (オートセーブ) も、セーブポイントが設けられないケースが多いでしょう。 ただしゲームによってはこれらのいくつかが同時に実装されていて、好きな方法を選んで実行できる場合もあります。
宿屋やダンジョン前、ボス戦の前後などにセーブのポイントを絞る
ゲームをプレイしていて、作中での 「キリの良いタイミング」 は色々とありますが、一般的にはプレイヤーが操作する キャラクター の HP 回復 などを兼ねて 「宿屋」 に泊まる、「教会」 に赴く (宿屋の親父や聖職者などの NPC に話しかける) 時とか、ダンジョンやフィールドに入る前で 「これから モンスター と戦闘が始まる」 ような時、あるいは ボス戦 の前や ボス を倒して物語が進んでひと段落した後などが多いでしょう。
セーブする場所やタイミングを制限するのには、様々な理由があります。 ゲームのプログラム上の問題や、プレイヤーに適度な緊張感を持たせるためといった理由もありますが、絶対に勝てない戦闘中に誤ってセーブをするとプレイが 詰んで しまいクリア不可能な事態にも陥りかねないため、挽回可能なタイミングでのセーブに留めるとの配慮もあります。
謎の光がセーブへ誘う…
セーブはゲームをする上で基本的な機能でもあるので、目印となるセーブポイントはわかりやすい形や動作をすることが多いでしょう。 よくあるパターンでは光の柱だったり、発光するクリスタルだったり、書籍っぽい アイコン が回転しながら浮かんでいる…などがあります。
プレイヤーは操作するキャラなどでそこに触れることで、セーブするかどうかの動作を選ぶことができるようになります。 ゲームによっては、セーブ機能専用のキャラが用意されていて、話しかけるタイプのものもあります (それが女性キャラなら 「セーブ娘」 とか呼んだりします)。
セーブ自体はゲームの物語や 世界観 とは直接関係がない メタ な機能ですし、あまり目立っても興ざめです。 とはいえ見逃してしまうほど 地味 でも困ります。 いずれにせよプレイ中に何度もお世話になる機能ですし、同じようにプレイ中に良く使うであろう 回復アイテム などと同様、ゲームによってはその作品を象徴・代表するようなものと認識されるケースもあります。