同人用語の基礎知識

回復/ ヒーリング

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HP 減りすぎ…ちょっといっとく? 「回復」

 「回復」 とは、ゲーム において キャラクターユニット の体力や耐久力、具体的には主に HP (ヒットポイント) が ダメージ を受けて減少している状況で、それを補充し取り戻すことです。 多くの場合、回復用の アイテム を使ったり、回復効果のある魔法などが使える味方のキャラやユニットの力の行使によって行われます。 宿屋に泊まるなどして HP が全快する場合は、とくに 自動回復・再生 とも呼びます。 HPがゼロになるとキャラは 死ん だり動くことができなくなりますから、いずれの回復もこれを防ぐための行動となります。

 英語では 「ヒール」(Heal) と云い 病気 や怪我を治すこと、健康な状態に回復させることを意味し、回復を行うこと、治療や治癒を行うことは ing をつけて 「ヒーリング」(Healing) となります。 またゲームの中で魔法やテクニック (ユニットの修理など) を使って回復の役割を担う職業やスキル、キャラを 「ヒーラー」「ヒーリング要員」、あるいは 「回復要員」「癒し要員」 などと呼びます。 前衛を担う物理系攻撃をもっぱらとするパワー系戦士キャラ、いわゆる 筋脳 なキャラをしばしば 「ゴリラ」 と呼ぶことから、その補佐役として 「飼育員」 と呼ぶこともあります。

 基本的には自分や自分の仲間が 戦闘 などで傷ついたりダメージを受けた時にそれを回復する役目であり、敵を攻撃したりダメージを与えるといった効果はありません。 しかし回復を 「神聖なる力」 で行うとの 設定 によって、それとは逆の存在である邪悪な敵にはダメージを与えられるといった効果を合わせて持つ場合もあります。 その場合、味方への支援と同時に敵への攻撃も行えるマルチな活躍が可能ですが、万能すぎて バランスが崩れる ので、得られる効果は 限定的 な気休め程度の場合も多いでしょう。

 この他、同じように回復と攻撃の効果を同時に行えるものに、ドレイン (吸引・吸収) があります。 これは回復ではなくあくまで攻撃ではありますが、敵から HP を吸って自分に還元するもので、実質的な回復手段としても用いられます。 これらもそう大きな効果は与えられていないケースが多いのですが、1回あたりの効果が小さくてもハメ技などで連続してドレインできると、それだけで強敵を倒し瀕死状態の自分の HP を満タンにすることが可能な場合もあります。

「回復アイテム」 による回復

 魔法による回復の他、もっとも基本的な回復方法としてアイテムを使った回復もあります。 そのためのアイテムは 「回復アイテム」 と呼び、使用することによって減少した HP の補充を図ることができます。

 おおむねゲーム序盤から登場するアイテムであり、1回の使用で HP を全回復するものもあれば、総HPの 1/2 や 1/4 だけ回復といった相対量分の回復量の物、あるいは HP50回復といった固定値分を回復するものもあります。 場合によっては使ったキャラだけでなく、キャラがいるパーティー全員の HP と MP を全回復させるような大きな効果を持つものもあります。

シューティングゲームなどで、回復の概念がない場合も

 ゲームの ジャンルカテゴリ によってキャラクターやユニットの体力やバイタリティといった 概念 も変わりますので、それをどのような形で表現しているかによっても回復の形は変わります。

 一般的な RPG や TRPG などで採用されている HP 方式ならば、減った分の HP を補う形となりますが、ライフ方式残機方式 などの場合は、魔法などでは回復せず、特定のアイテムを取るなり使用するなりといった方式が多いでしょう。 この場合は 「エクステンド」 や 「1UP」 と呼び、あまり回復とは呼びません。 これは 「減った分を補う」 のではなく、「予備が用意される」 という効果を指すことが多いからです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2004年12月20日/ 項目の再構成です)
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