リツイートやファボが5桁に… 「万バズ」
「万バズ」 とは、ツイッター などの SNS でひとつの ツイート (つぶやき) が数万人に RT (リツイート) や ふぁぼ (いいね) されることです。 「万越えバズ」 と呼ぶこともあります。
ネット の世界では、急激に大勢の人たちの話題になったり情報を シェア されることを、ハチがブンブンと飛び回る騒音や大勢の会話でガヤガヤと騒がしい様子を指す言葉 「バズ (buzz)」 と表現するので、それが万単位の反応で生じたとの意味となります。
なおバズったら、一部では 「バズったので宣伝」 といった形で何らかの 告知 をしたり、好きな アニメ や キャラ、タレントの話をするのはある種の様式美になっています。 また友人知人などの 投稿 が万バズしたら 「有名人じゃん」「人気者じゃん」 などと冷やかしの リプ (リプライ/ 返信) を お約束 のようにするケースも多いでしょう。
一般人の万バズは、様々なトラブルを招くことも…
芸能人や インフルエンサー といった数万から数十万人以上の フォロワー を持つ著名人の場合、何でもない挨拶や近況報告などでも万単位の反応を集めることは珍しくありません。 またそうした人は同じように万単位のフォロワーを持つ著名人とつながっているので、万単位の反応があるのは当たり前とも云えます。
一方で、フォロワー数が2桁とかせいぜい3桁程度の 一般人 の アカウント の場合、つぶやきが万単位の反応を得るには内容だけでなくタイミングなども重要であり、同じ万単位の反応でも著名人のそれと比べ、影響力やインパクトは格別なものがあります。 そこから反応が広がって関連ツイートがまとめられたり、あるいは大手メディアで紹介されたりと、結果的にある時期や時代を代表するような大きな影響力や存在感を持つ場合もあります。
ただし万単位もの反応が集まると、いっちょ噛みしたいだけの有象無象がバズったツイートにリプをぶら下げてきますし、万バズに嫉妬しただけと思われる批判的で ネガティブ な反応や クソリプ も増えてきます。 そこから 放火 されて 炎上 したり 炎上コバンザメ が群がるなど、阿鼻叫喚の状態に陥ることもあります。 自分のつぶやきが大勢から評価されるのは一般的には嬉しいものでしょうが、日ごろ友人知人と他愛のない会話をしているだけの利用者からしたら、これはある意味恐怖でもあります。
これと云った問題のないほのぼのツイートが万バズして、ほとんどの人はそれを ポジティブ に捉え楽しく見ているのに、ごく一部の放火魔や 荒らし が攻撃をはじめて、せっかくの万バズが削除されたり、アカウントに 鍵 がかけられたり削除されて見ることができなくなってしまうのは、ネットの面白い ネタ を消してしまう残念すぎるものでしょう。 あからさまなクソリプには万バズした 主 に対して 「気にするな」 といった擁護や気遣いのリプなども付けられますが、つまらない人が増えるとネットがどんどんつまらなくなるので、万バズ嫉妬のクソリプ勢は迷惑な人たちだとの共通認識が広まると良いかもしれません。