せっかく大勢の人が見てくれているので… 「バズったので宣伝」
「バズったので宣伝」 とは、ツイッター などで自分の ツイート が数千数万と シェア (RT (リツイート) や ふぁぼ (いいね) されて バズった (急激に大きな話題となる) 時に、「せっかくたくさんの人が見てくれているので、宣伝します」 といった形で、そのツイートに自分の仕事に関する宣伝・告知 などの リプライ (リプ/ 返信) をぶら下げることです。
これは当初、そうした状態になった著名人などの利用者が、しばしば 「せっかくバズったのだから、ついでに宣伝します」 のような形で自分の書籍やメディア出演情報、新作情報などを宣伝・告知としてリプで追記したのが始まりです。
「バズったら宣伝」 がある種のお約束・様式美に
しかしその後、ツイッター利用者らの間では 「バズったら宣伝するのが お約束」 が様式美となることに。 とくに宣伝するものがない人、宣伝や告知によって個人の 特定 がされるのを避けたい人などは、「せっかくだから自分が飼ってる猫を見てください」 とペットの写真などを宣伝っぽくアップしたり、自分の好きな アニメ や マンガ、ゲーム の宣伝を利害の関係なく 布教・善意で行ったり、推し キャラ やタレントの宣伝・告知を ファン として行うようにもなっています。
こうした便乗広告リプをする際の定型句としては、「バズったので宣伝します」「させてください」 などの他、「バズったら宣伝してもいいと聞いた」「バズったら宣伝しなくちゃダメだと聞いた」 などというとぼけた内容のものもあります。
なお自分のバズったツイートに便乗の宣伝リプをつけるのは、それが本気の宣伝でも単なる ネタ としてのものでもあまり問題はないのでしょうが、他人のバズったツイートにリプをぶら下げて行うのは単なる スパム行為 と云えます。 やるべきではありませんし、誰かがやっているのを見かけても スルー すべきでしょう。 ただしバズった元ツイートが疑問や質問、相談のツイートで、それに答えるような商品やサービスの紹介リプならば、必ずしもその限りではありません。 しかし物販サイトへの アフィリエイト を狙ったリプなどは見苦しいですし、当然ながら批判されるでしょう。
また自分のバズったツイートに対する本人の宣伝でも、批判されたり厳しい目で見られる場合もあります。 例えばバズったツイートが パクツイ (パクリツイート) だったり、マンガやテレビ番組などのスクショ画像など他人の著作物の無断転載だったり、嘘やデマだったり、さらには事件事故や災害に偶然居合わせてその様子を撮影した 画像 や動画だったりした場合です。 パクツイや無断転載はともかく、事件事故や災害の画像は、内容によっては社会的な意義もあるものでしょうが、しかし被害者がいる事件事故の 現場 を面白がって撮影してバズらせ、さらに宣伝までつけるのは、多くの人が不快感を覚えたり、不謹慎だと感じることもあるでしょう。
冗談として宣伝をするとしても、ある程度の品格を持って行う必要があるのかも知れません。 場合によってはバズりではなく、単なる 炎上 になってしまう場合もあります。
実際に購買に結び付くかはともかく、露出度は抜群のバズったら広告リプ
いったん数千数万ものバズり方をすると、そのツイートにつけたリプライにも数百数千のリツイートやふぁぼが簡単につきますから、何を書いてもバズる、ある意味でフィーバー状態になっていると云っても良く、ネットを利用した宣伝の場としてはそれなりに有効かもしれません。 なおバズる前からツイートなどで絡んでいた友人知人などの フォロワー は、「有名人じゃん」 などと冷やかしのリプをするのがお約束のようになっています。