いいから放っておいてくれ… 「うざ絡み」
「うざ絡み」 とは、不快で神経を逆なでするような口調や興味のないどうでもよい話題で話しかけられること、うざい 絡み方のことです。
元々コミュニケーションにおける 絡み という言葉自体に 「面倒だ」「迷惑だ」「うざい」 といった ニュアンス がありますが、その後若者の間で人に話しかけたり会話をするといったフラットな意味が定着するようになると、「絡み」 にも良い絡みと悪い絡みがあるとの分化が始まり、派生語としてこの 「うざ絡み」 が使われるようになりました。
なお似たようなニュアンスの言葉に 「だる絡み」(対応するのが面倒な、だる い絡み方) も登場しています。 一般的には 「だるい」 よりは 「うざい」 の方がより不快感が強い時に使われる言葉なので、だる絡みされてイライラが募り結果的にうざ絡みになるとか、切れる寸前だみたいな意味にもなるでしょう。
「うざ絡み」 不快だけれど無視もできない
絡みと云っても様々なパターンがあります。 不良に絡まれるとか、因縁をつけられる、いじめ や脅迫を受けているような強圧的な絡まれ方もあります。 これらは相手が明白に悪意を持って行う絡みですが、「うざ絡み」 の場合はこれらとはやや異なり、示す範囲ももう少し広いものです。
例えば 自己中心的 で他人との距離感がつかめずに自分が興味のある話ばかりする人に絡まれるのは、相手に全く悪意がなかったとしても不快だし面倒でしょう。 しかし見ず知らずの他人ならともかく、顔見知りや学校の同じクラスの生徒、仕事の同僚だったり、それが目上の先輩や上司、取引先担当だったりすると、完全に無視するのも大人げない感じです。 とはいえ学校や職場で座席が近い、酒の席で隣り合わせたなどでは、逃げ場がなくて困ってしまう結果となりがちです。
したくもない話に付き合わされたり、聞きたくもない 自分語り や自慢話を延々聞かされるのは苦痛ですが、一方でこうした絡みにさほどストレスを感じない人、うまく会話をリードして早めに切り上げさせる対人スキル持ちの人もいますから、トラブル にならない範囲で上手く スルー する能力は磨きたいものです。 また逆に、自分の絡みが他人のうざ絡みになってないか自省するのも大切かもしれません。