自然体であるが故に最強? 美少女の髪型といえばこれの 「ダウンスタイル」
「ダウンスタイル」(down style) とは、髪型 において 髪の毛 を上部でまとめたり結んだり逆立てたりせずに、自然なまま下に垂らした状態を指す言葉です。 髪の長さや質感、美しさを活かせるため、女性らしさや柔らかい雰囲気を最大限に引き出せるものとされ、また風で髪の毛が自然に広がって揺れる躍動感など、自然体ならではの美しさもあります。
とはいえあくまで自然な形なので、言葉としては対義語となる アップスタイル との対比として使われることが多いかもしれません。 また ショートヘア や男性の髪型を指して使うことはあまりありません。 お風呂上がりなどで一時的に髪の毛を下ろしている場合は洗いっぱなしみたいに呼ぶこともあります。
自然な形だけに、ストレート で気取らない、それでいて洗練された印象を与えたり、コテやアイロンで 巻き髪 にすることで、華やかでエレガントな仕上がりにもなります。 髪本来の美しさをそのまま活かしたり、自然体でフェミニンな雰囲気を出したい場合の 王道 の スタイル と云えるでしょう。 ただし逆に云えば、髪本来の美しさを引き出すための手入れが欠かせないものでもあります。 髪を片側に寄せてのブラッシングなどはとても女性らしい仕草ですし、それも含めての女の子らしさでもあるのでしょう。
マンガ にせよ アニメ にせよ、創作物の世界でも美少女やメインとなる ヒロイン の女の子らしさが際立つ典型的な髪型だと云えます。 とりわけ 黒髪ロング は、ダウンスタイルはもとより日本の美少女や和美人の一つの基準でもあります。 一方で快活さとか ボーイッシュ な元気さみたいなイメージは、描き方や髪の長さにもよりますが、やや後退するでしょう。 創作物においては、一時的にアップスタイルにすると人物の見分けがつかなくなる問題もあります (後述します)。
現実の世界のダウンスタイルは、顔周りを髪で隠すことで輪郭をカバーする小顔効果や、視線を縦に流してスタイルを良く見せる効果が期待できるとされます。 またサイドヘアを耳にかけるだけで表情を明るく見せたり、ヘアピン や バレッタ で一部を留めて変化を加えたりと、簡単なアレンジで多様な表情を楽しめます。 日常 のカジュアルな ファッション から改まった席で ドレスアップ が必要なシーンまで、自然体でどんな服装にも馴染みやすい汎用性の高さも特徴です。
外出時はダウンスタイルでも、家の中ではアップにしがち問題
一般に現実世界で ロング のダウンスタイルをしている女性は、家にいる時などはおおむね髪を束ねたり上げています。 生活する上で長い髪が邪魔になって面倒だからです。 とくに セミロング や ミディアム 程度の長さのサラサラヘアは、麺類などの器を机に置いたまま顔を前に傾ける食事をするだけでも髪の毛が口にかかってしばしば一苦労です。
しかしマンガやアニメの キャラ の場合、髪型はそのキャラを特徴づける大きなパーツでもあるため、実態に即した形で家にいる時に髪を結んだり上げたりするとまるで別キャラのようになってしまいます。 とくに同じような顔で同じような 髪色 のキャラが別にいた場合、そのキャラと区別がつかなくなることもあります。
もちろんほとんどの場合は 物語 の進行や前後の流れで判断がつきますが、多くのキャラが一緒に描かれる修学旅行や 合宿 のお風呂とか部屋で寝る前、あるいは自宅に集っての勉強会やお泊り会といったシーンでは、服装も変わった上に同じコマや 画面 に配置され 「これはどっちなんだ」 と迷うこともしばしばです。 割り切っ て常にダウンスタイルのままで押し通してもいいのですが、人によっては リアリティ のない描写に見えてしまうかも知れませんし、とりわけ大浴場の湯船に髪の毛を浸しての入浴などは、そのキャラが不潔だったり非常識な人物にも見えてしまうでしょう。
髪型は キャラデザ のとても大きな部分を担うものですし、上手く工夫して 読者 や 視聴者 が混乱しないようにしたいものです。 例えば同じような髪色と長さのキャラがいて、一方がダウンスタイル、一方がアップスタイルなら、どちらもアップスタイルになった時に見分けがつくように、それに加えて目を たれ目 と つり目 にするとか、色 が使えるならキャラごとにパーソナルカラーを 設定 して使い分けるなどです。 キャラの見た目の 属性 をどう振り分けるかも、個別のキャラだけでなく作品全体のキャラデザを考える上で大切です。





