たくさんついたレスにまとめて返信 「まとめレス」
「まとめレス」 とは、パソ通 といった ネット の 掲示板 (会議室) において レス (返信) をする際、特定の コメント に対して1to1 (1対1) のレスをするのではなく、複数のレスをまとめて1つのレスとして 投稿 することです。
一般的な掲示板や スレッド のルールやマナーでは、1to1 が基本とされます。 多くの掲示板システムやログ管理ツールは RE: や >> といった レスアンカー (安価) で指定したレス番号によって ツリー 状のレスの塊・構造 (コメントツリー) が作られますので、まとめてしまうとこの構造を壊してしまいます。 また過去レス (過去ログ) を読み返す時も、いったいどのレスがどのレスに対応しているのかがわかりづらくなってしまうでしょう。
流れが速く、かつ扱う話題が雑談系の チャット に近い使われ方がされている掲示板ならさほど問題は生じないのでしょうが、専門性の高い板やスレでこれをやられると、議論の流れや情報の整理がつきづらくなり、ネチケット としてそれはやめましょうとアナウンスされることが多いものと考えて良いでしょう。 パソ通の会議室などでは、公式 な決まりとして利用者に厳守を求めている場合もあります。
またまとめられてしまった人からすると、自分のレスを十把一絡げに扱われることに不快感を覚えることもありますし、まとめレスをせざるを得ない状況 (おおむね多数のレスへの返信が遅れている状態) に対しての不満だって生じるでしょう。 とはいえ一人の参加者にレスが集中するとその人のレスが 連投 されることにもなり、これはこれで 爆撃 のようで迷惑だと考える人もいます。 とくにパソ通の時代と異なり、インターネット の時代の掲示板では、おおむねスレッドごとにレスの総数が決まっており、無駄にスレを消費するものだとの考えを持つ人もいます。
使いようによっては、まとめレスも便利だったり
一方で、何らかの意思表示や点呼の取りまとめ (例えば何らかの議題に対する賛成・反対の採決とか参加・不参加の整理とか) では、まとめレスの方が都合が良いでしょう。 また前述した雑談や単なる挨拶などなら、基本読み捨てられるもので当事者同士でやり取りが完結するなら別にそれでいいという部分もあります (そこから派生してコメントツリーとして残すべき話になったら、改めて別のレスで始めれば良いだけです)。 とくに書き捨て御免みたいな場所 (例えば 壁 とか) では、レスアンカーもつけずまとめレスも何でもありの場合が多いでしょう。