おはよう 今日もいい天気だ…パクパクモグモグ…見る人によって、湧き上がるイメージは様々…
「おはよう 今日もいい天気だ」「朝ごはんを食べよう」「パクパクモグモグ」 とは、2ちゃんねる の 「VIP 板」 に立てられた スレ (スレッド) のうち、「ニートの生活」 を扱ったものの中で紹介された、マウスで描いた一枚の イラスト (5コマの マンガ の体裁で、線画だけのシンプルなもの) を 元ネタ とする一連の アスキーアート (AA) と、その改変やアレンジで生まれた 「AA」 や言葉、作風のことです。
なぜ泣いているのか
l / ̄ヽ l お , o ', 食朝 l _ .は レ、ヮ __/ べご l / \ よ / ヽ よは.l {@ @ i う _/ l ヽ うん l } し_ / しl i i を l > ⊃ < 今 l ート l / l ヽ 日  ̄ ̄¨¨~~ ‐‐‐---─| / /l 丶 .l も ___ | / / l } l い /ニュ トーイ l /ユ¨‐‐- 、_ l ! い ヽ廿' .`廿' l _ / ` ヽ__ `-{し| 天 n .____ l / `ヽ }/気 三三ニ--‐‐' l / // だ  ̄ ̄ ¨¨¨ー─‐‐--- ,,, __ ____/ /_/ ´ ,, _ |  ̄¨¨` ー──--- モパ / `、 | _ グク / ヽ .| モパ / ヽ モパ モパ./ ● ●l | グク l @ @ l グク グク l U し U l | モパ l U l モパ l u ___ u l | グク __/=テヽつ く グク >u、 _` --' _Uィ l /キ' ~ __,,-、 ヽ / 0  ̄ uヽ | l ヘ ゝ__ノ-' ヽ . / u 0 ヽ| ~ l ヽ-┬ ' テ==tニト | / て'-、─----‐‐─ヽ / ̄) ̄ ト' ト= -' <ニ> |
おはよう 今日もいい天気だ パクパクモグモグ |
当初この 画像 は、紹介された 「VIP板」 では ニート (無職、もしくは 引きこもり など)」 が、朝起きた時の憂鬱な気分、自分の今の生活や存在に対する葛藤や戸惑い、諦観などを感じて涙を流すように受け取られていました。
初出は 「2ちゃんねる」 の 「引きこもり板」(ヒッキー板) のスレッド (「ヒッキーなんだしみんなで同人誌作ろうぜ 」 を源流とする後継スレ 「【漫画】皆でマターリ、web漫画 第○号【小説】」 の中) に 投下 された 「一ページマンガ」 の第二話でした (ヒッキー板の創作物をまとめているヒキマガ (Hiki-Magazine) に、作者 不詳で紹介)。
しかしこの画像は、その後再び 「VIP板」 で 2008年6月26日に立てられたスレ、「これを見てどう思うかなんだよ」 で大きく取り上げられ、いったん状況説明から切り離され、「画像」 そのものから受けるインスピレーション、様々な 解釈 で再び捉え直されるようになりました。 そしてそのあまりの深み、味わいから、大きく注目を集めることに。
その後、6月28日には、「2ちゃんねる」 ガイドライン板に、「【パクパク】朝ごはんを食べようのガイドライン【モグモグ】」 スレッドが立ち、様々な改変バージョンが登場するようになりました。
おはよう 今日もいい天気だ 画像の内容は…
イラストそのものは、他人の著作物の画像なので、ちょっとそのまま転載することはできませんが、右上の 「AA」 にあるように、年齢不詳の人物が布団から起き上がり、
「おはよう 今日もいい天気だ」
「朝ごはんを食べよう」
と一人挨拶、独り言を云いながら食卓につき、
「パクパク モグモグ」
「パクパク モグモグ」
とお茶碗を手に持って箸でご飯を食べ、そのうち 「パクパク モグモグ」 しながら、両目から大粒の涙をこぼして終わるという、ただそれだけのマンガです。
これを見てどう思うかなんだよ…ガイドライン板で様々な改変も
このマンガから受ける印象、インスピレーションは、人によって様々です。
人によっては、「孤独な一人住まいの若い男性」、人によっては 「親が共働き、もしくは母子家庭などで早くから母親が仕事にでてしまい、一人残された子供の朝食の様子」、あるいは 「長年一緒に生活してきた妻に先立たれ、一人きりになった老いた夫の朝」「単なる虫歯」 などなど、想像力をいたく刺激する内容で、VIP板で話題になり、AA化、ガイドライン板 (ガ板) で パートスレ 化。 その後あちこちに伝播して話題になりました。
この画像やAAを見てどう思ったか、どう感じたか。 このマンガの 主人公 がなぜ泣いているのか、その理由をどう想像するのか。 人によって大きく違うその解釈によって、逆に自分自身のことが分かったりもする、なんとも不思議な画像、AAです。
なお元ネタの 「一ページマンガ」 の同一作者によると思われる第一話は、同じ登場人物が 「よーしジュースを買ってこよう!」 と決心し、家を出ようと玄関から外を見ると、人が2人ばかり外を歩いていて、「あっ! 人がいる」「やっぱりやめた」 と玄関のドアをバタンと閉じて終わりのマンガとなっています。 対人恐怖症を持つ 自宅警備員 の 日常 として考えると、一連の流れとして意味も分かりやすいシンプルなマンガです。 しかし一部だけを取り出し、板や場所を変えて出てくるだけで、同じ 作品 の 物語 やマンガの意味さえ変容してゆく、とても面白い現象だと思います。
ちなみに特定の 商業 マンガの腑に落ちない オチ、意味不明の話、例えば新聞の社会面に掲載される4コママンガの不可解な回に対する独自解釈を述べ合うような 掲示板 の ネタ は昔から お約束 として存在していました。 これがそれらとは一線を画すのは、出自が ネット であり、また想像力を掻き立てるような人たちが多い掲示板だったからなのでしょうね。
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