同人用語の基礎知識

再録本/ 再録誌

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総集編だったりまとめだったり… 「再録本」

 「再録本」(再録誌) とは、別の本として発表した作品 (原稿) を再び収録 (流用) して発行する本のことです。 同人誌 の場合は再録同人誌とも呼びます。 1冊の本そのものの再発行や 再版、復刻ではなく、あくまで掲載された作品個別の再録という形になります。

 再録同人誌などでよくあるのは、続き物や同一の ジャンル で長く描かれた作品をひとまとめにする 「総集編」 でしょう。 同人誌、とくに 成人向け の作品などは、俗に 薄い本 と呼ばれるような、あまりページ数のない1話読み切りタイプのものも少なくありませんが、総集編ともなると200ページを超えるような規模になったり、上下巻に分冊するなど、かなりボリュームのある本になったりします。 とくに分厚くなった本は 鈍器 などと呼ぶこともあります。

 また自分の サークル の同人誌以外の本にゲストとして寄稿したり、アンソロジー合同誌・企画本 などに参加して制作し、それぞれがバラバラになった作品をひとまとめにすることもあります。 逆にかつてバラバラに描かれた作品をアンソロや合同を機会に再録することもあります。 この場合、大昔に描いたものの発掘のような形が多いかもしれません。

 なおほとんど同じ時期に複数のアンソロや企画本に同一作品を寄稿するなどは再録ではなく、単なる 多重投稿 のような扱いとなります。 とはいえ何らかの手違いでも生じない限り、普通 はやらないでしょう。

商業出版の世界の 「再録雑誌」

 再録本自体は 商業 の世界でもよくあり、雑誌に掲載された マンガ を作品ごと、あるいは テーマ に合わせて組み合わせて作る再録雑誌などがあります。 定期刊行されるマンガ雑誌でも単行本でもなく、その中間の企画誌のような存在で、こちらも総集編のような内容のものもあれば、「夏のアバンチュール」 みたいなテーマでそれっぽい作品を寄せ集めて作ったようなものもあります。 おおむね既存雑誌の別冊や増刊扱いで書店やコンビニなどで流通しています。 同人 の世界のそれも、商業から来た言葉です。

 一方、同じ商業の世界でも、書籍取次の正規の 問屋 を通さず、発行元もよくわからないエロ本や自販機本などの中には、本文部分はそのままに、表紙 だけを挿げ替えた本などもありました。 ありがちなのは既存エロマンガなどを勝手に複製した 海賊版同人誌 などで、売れ残りの本の表紙だけ売れ筋の新しい アニメキャラ絵 のものに取り換えただけみたいな本になります。 似たものに古書市場に流すために作られた格安のゾッキ本などもありますが、どちらも一部を除き、一般的には再録本とは呼びません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1999年2月12日)
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