誰にも見に覚えがある一方、扱いの難しい存在…「腐女子中生」
「腐女子大生」 とは、見たままの意味になりますが、女子大生 (18歳〜22歳程度/ JD) の 腐女子 のことです。
ただし大学生は 同人 の世界では中心勢力の年代でもありますし、高校生の 腐女子高生 や社会人の女性を含め、あまり細かく分類しても意味がないとも思われるので、きちんとした意味のある 同人用語 として使うことは稀で、通常は女子大生の腐女子がシャレや ネタ、多少の 自虐的 要素を持って使うだけの軽口用の俗語、あるいは軽い ネットスラング のひとつのような扱いでしょう。
なお腐女子とは、やおい や BL (ボーイズラブ) 作品の ファン や、そうした傾向を持つ ジャンル で マンガ などの創作作品を制作している女性を指しますが、「ふ」 や 「女子」 がついた言葉に 「腐」 を 誤変換当て字 で組み合わせて使う言葉が非常に多く、小学生の 腐女児 から、究極最終形態の 腐ェニックス・腐死鳥、さらに 腐老腐死 まで、ランクや レベル、ステージごとに細かく分類されています (もちろん単なるネタとしてですが)。
大学のサークル活動も、あったりなかったり
これらの言葉は 同人イベント の場や ネット のそうした カテゴリ のコミュニティなどで面白おかしく作られ、また語られていて、その旺盛な造語力と肝の座り方にはある種の感動を覚えることもあります。
ちなみに大学のマンガ研究会や同好会 (学漫) は、男性の場合には、かつては一大勢力ともなっていましたが、女性の場合は男性に比べると、そうした活動は目立たない印象がありますね。 FC などもそうですが、気の合わない人と気を使って一緒にやるよりも、本当に理解できる少人数の友人や 相方 と組んで活動を行うケースが、昔から多かった印象があります。
その後は男性向けを含む同人や 同人サークル の世界全体でも、個人サークル などが中心となり学漫自体はその中に埋没している印象がありますが、その意味では男性向け同人に比べると、女性の方が少々時代を先取りしていたのかも知れません (というか、そもそも同人の世界は、女性が圧倒的に多い世界ですし、進化や深化が先に訪れるのは、当然なのかも知れません)。