事前に準備できると相手も助かる・自分も楽々 「小銭」
「小銭」 あるいは 「ジャラ銭」「チャリ銭」 とは小さなお金のこと、一般的には硬貨のことです。 単なる 普通 の日本語ではありますが、同人 の世界では 同人イベント で 同人誌 などの 頒布・購入をする際に、必須のものとして語られることが多いものでもあります。
日本の硬貨は何らかの記念コインを除けば、常用として1円玉から500円玉まで6種類があります。 とくに重宝するのは100円玉と500円玉です。 同人誌などは簡便な コピー誌 なら100円とか200円、オフセット印刷 されたもので500円とか800円など、ある程度 「相場」 と云えるような値付けがされます。 これらの頒布・購入では100円玉や500円玉は大活躍です。 ただし10円とか50円みたいな本もないではないので、このあたりも何枚か持っていると安心でしょう。 いずれにせよ 一般参加者 も サークル参加 する サークル の側でも、事前に可能な限り多くの硬貨を準備するとお金の受け渡しもスムーズに進むし (そのぶん 待機列 に並ぶ時間も節約できて)、色々と便利でしょう。
なお一般入場が開始され イベント が始まってすぐに紙幣、それも1万円札といった高額紙幣を一般参加者がサークルの スペース で差し出すのは、避けるべきとの マナー というか お約束 があります。 小銭なら おつり のためにある程度の量を準備できても、1万円札のおつりとなると何枚もの千円札や5千円札が必要となり、準備するにも限度があります。 このあたりはある程度常識として同人関係者らの間で認識が 共有 されているので、1人や2人が1万円札を出したところですぐに問題となることはありませんが、人によっては 「非常識な人だな」 みたいな印象を持たれてしまうので、イベント会場 に入る前にちゃんと崩しておくようにしましょう。
また小銭を持ち歩く際は、コインホルダーのようなそれ用の 小銭入れ を利用するか、100均ショップでよく見かけるビニール製のポーチを利用する人が多いようです。 便利だしお金の受け渡しもスムーズになるので、とくにポーチを使った 100均財布 はお勧めです。 こなれた一般参加者などは、ポーチに紐をつけて首から下げ、財布を取り出す手間を省いてお金のやり取りを迅速にする工夫を凝らしている場合もあります。
ちなみにどのくらい小銭を用意するかはあくまでケースバイケースですが、例えば40冊〜50冊程度の同人誌を購入するために軍資金3万円を用意するとして、筆者 なら100円玉で3千円分、500円玉で7千円分、残りの2万円は千円札みたいな配分が多いです。 筆者はもっぱらコピー誌も多い 健全本 を中心に頒布してもらっていますが、比較的頒布価格の高いオフセット本の 18禁 を中心に狙うなら、これにもう1〜2万円分くらい千円札を足せば安心かなという感じです (まぁ実際は、コミケ みたいな大きなイベントではあれこれ野暮用もあって カタログ で目星をつけていたサークル全ては回りきれず、余ってしまったりしますが…)。
イベント終盤なら、高額紙幣でお札をまとめてあげると喜ばれたり
小銭必須と呼ばれる同人イベントですが、イベントの終盤近くになると、今度はサークル側には大量の小銭や千円札が集まっていることが多くなります。 その場合、あえて1万円札のような高額紙幣を出してお金をまとめてあげられると喜ばれることもあります。 終盤ならば待機列もある程度解消され、時間的に余裕もあります。
なお一般参加者がお金を差し出した際に、サークル側から 「すいません、いま細かいのがないので少し後にまた来てくれませんか?」 みたいに頼まれることがあります。 ここらはお互い様の話でもあるので、そう申告されたらそれに従うようにしましょう。 一般参加者は客ではなく、サークルもお店ではありません。 一緒に同人イベントを作っていく同じ志や 趣味 (あるいは ヘキ) を持つ平等な イベント参加者 なのですから、理解と助け合いが大切です。
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