グロとかアダルトとか同人とか特殊な性癖とか…閲覧注意
「閲覧注意」 とは、「閲覧する場合は自己責任でお願いします」 という意味です。
こうした表現で注意喚起が行われるのは ネット の世界が多く、例えば不快でグロテスク、胸糞が悪くなる、刺激の強い 画像 や文章、18禁 なアダルト的なもの、閲覧者に強い 趣味性 や趣向性が求められる 同人要素 のあるものなどが、それに当たります。
これ以外には、パソコン通信 の時代から存在する 「長文注意」(長々とした レス なので注意してください) や、「オフネタ 注意」(OFF会 などの オフライン の ネタ がありますの意味)、「ネタバレ 注意」(物語の結末や核心に触れる部分が書かれている) などもあります。 こうした内容のものが苦手だ、見たくないという人は、閲覧注意の表示があるものは見ないようにした方が良いでしょう。
なおしばしばこれらの言葉は、隅付き括弧 (【】) でくくられ、【閲覧注意】【グロ注意】 などと書かれる場合が多くなっています。 これは視認性を高めるための工夫や配慮です。
注意喚起すれば何を書いてもいいのか、との批判も
意味合いとしては、事前に注意喚起したので見たことにより何か不都合が生じても責任は持ちません、見た人の責任です、文句を云うな、といった言葉ですが、そもそも注意喚起しなくてはならないようなネタを不特定多数が利用するような 掲示板 などに 書き込む べきではないとの意見もあります。 事前通告や一方的な免責の主張であり、本来するべきではない書き込みを単に正当化しているだけだとの批判的な立場を持つ人も少なくありません。
とはいえ、ひとつの掲示板なり スレッド なりを、様々な立場や 環境、感受性、年齢層の持ち主が共同で使っている以上、自分とは違った立場を尊重し、レスや内容を見る前に 告知 するのは、トラブル を未然に防ぐネット利用者の知恵なのかも知れません。
なかでも苦手な人が多く、その拒否反応も激しい 同人 の要素、とりわけ ナマモノ (芸能同人) などの 作品ジャンル では、トラブルを避ける意味でもこうした表現は頻繁に見かけます。
ネタとしての閲覧注意
一方、ネタやギャグ、ある種の 煽り として、ことさらに 「閲覧注意」 を使う場合もあります。 その場合は、例えば18禁ネタならば、「エロ注意」 とか 「肌色注意」 などとなり、「注意してみてください」 というよりは、「エロがありますよ、肌色 =裸がありますよ」 といった、注目度を上げる、目立たせるための ニュアンス が強くなります。