データ入稿が増えたことにより使われるようになった 「アナログ入稿」
「アナログ入稿」 とは、要するに紙に描かれた マンガ や イラスト、文章ページなどの 原稿 を、印刷所 などに 入稿 することです。
2000年代は、デジタル当たり前の時代に
1980年代までは、同人誌 作りのための原稿は紙の原稿を入れるのが当たり前でしたが、1990年代になり、パソコンで作った原稿や、紙に描いたデータをスキャナーなどでパソコンに取り込み 電子化 したものを入稿するケースが増え、それら データ入稿 や デジタル入稿 と区別するために 「アナログ入稿」 という言葉が使われるようになりました。
それ以前でも、ワープロ専用機で作成した批評や小説、SS などのテキストの原稿を、そのデータのまま フロッピーディスク などで入れる場合もありましたが、ワープロ専用機はメーカーや機種によって互換性がなかったりで、「紙に出力したものを原稿とする」 みたいな感じでしたね。
なお、ネット を使って原稿データを送る オンライン入稿 が2000年代に入り広まり、オンライン で入稿しない入稿方法 (オフライン入稿) のことを、人によってはアナログ入稿などと呼ぶ場合もあります。