どうして 「おたく」 って深夜族が多いんだろう…
「徹夜」 とは、夜を徹して何かをすること、一晩中寝ないで何かをすることです。 オールナイト (All knight) の略で オール と呼ぶこともあります。
同人関係の 「徹夜」 といえば、眠気覚ましの 「モカ」 を飲みながら、締め切り間近の 同人誌 のための 原稿 描きで夜を撤したり、一晩かけてイベントに出発する寸前までの コピー誌 の製本作業なんかが思い浮かべられます。
これら 同人サークル の 修羅場 の一方で、自分の欲しい 「同人誌」 を手に入れるために誰よりも早く 一般入場 しようと コミケ などの大規模イベントで前日から入場のために 待機列 を作って徹夜で並んだり、その予備行為をすることを指して 「徹夜」 と呼ぶこともあります。
徹夜で並ぶのはダメ、ゼッタイ! ><
どちらもあまり褒められたものではありませんが、とりわけ後者は 徹夜組、徹夜待ち、徹夜列 などとも呼ばれ、イベントの 主催者 である 「コミックマーケット準備会」 で正式に禁止していることもあり、絶対に行ってはいけません。 しかし何度禁止をアナウンスされても行う人が現れ、頭の痛い問題となっています。
楽しい? 「合宿」
うち、前者の 「徹夜で原稿を描く」「本を作る」 ってのは、つらいけど楽しいこともありますね。 筆者 のサークルは複数人で 運営 していることもあり、しばしば 「合宿」 となっていましたが、家業の事務所、荷物置き場として借りていたビルやマンションの一室にみんなで集まり、深夜までこうこうと明かりをつけて 「コピー本」 などを作るのは、なにやら文化祭の準備のようで、とても楽しいものでした。
個人でやる 「徹夜」 は、翌日に学校やら仕事やらがあるとつらいものですが、知り合いの作家さんなどは、昔は電話、今はスカイプなどを使って、仲のよい作家やサークルの主催者と長話をしながら マンガ を描いたりしていて、「擬似合宿」 のような形でやっている人もいます。
健康とお肌にあまりよくない 「徹夜」 ですが、趣味 に没頭して夜を明かすってのは、それだけで何となく楽しかったりするのが不思議です。 ちなみに筆者が若い頃にプロとして原稿を描いていた頃は、唯一の友達がラジオの深夜放送でした…いつも 「歌うヘッドライン 〜コックピットのあなたへ〜」 を聴きながら、ベタ塗っていましたね…おかげで古い演歌にはちょっとうるさいです( ̄^ ̄)。