明るいけれど無責任、お調子者の 「チャラ男」
「チャラ男」 とは、チャラい 男性、派手目のチャラチャラしたファッションに身を包み、明るく元気で フッ軽 な態度ではありつつも、言動が軽薄・無責任なお調子者・遊び人といった意味で使われることが多い言葉です。 とくに異性に対する積極性が高く (恋愛・ただの性的関係問わず)、ナンパ や合コンといった出会いにただならぬ熱意を注ぐ存在として 認知 されています。
容貌としては 茶髪 や 金髪 でやや長めの髪型をし、日焼けサロンなどを利用した小麦色あるいは 褐色 の 日焼け肌、派手で流行に乗った服装、ネックレスや指輪、ピアスなどの アクセサリー を複数身に着けるなどが上げられます。 陽気で人懐っこく 強いコミュ力 を持っていますが、自分勝手で強引、頼りなく幼稚で、根性 のない ヘタレ な部分も感じられます。
いつも周囲に女っ気がありますが、男性や恋愛に不慣れで相手に強く意見を云えない、気が弱く誘いを断り切れない女性に当たるまでひたすら声を掛け続け、相手が逃げられない状況に追い込んでいるのを口説き落としたと称しているだけなので、交際が真摯なものになったり長く続くことはあまりないようです。 場合によっては酒やそれ以外の半ば犯罪的な方法を用いて、一度限りの関係をヤリ捨て前提で繰り返すこともあります。 ネット が普及すると、ナンパや合コンに加え、出会い系やマッチングアプリの活用も行うようになっています。
一般に強い侮蔑の対象であり、とくに同じ男性からは嫌われたり蔑まれる存在で、「チャラ男」 や 「チャラいやつだ」 は中身のない薄っぺらくて無責任なやつという意味で使われます。 とはいえ、場を盛り上げたり ノリ の良さはあるので、酒の席などでは重宝されることもあります。
創作物におけるチャラ男
マンガ や アニメ、ゲーム といった創作物にも キャラ としてよく用いられますが、チャラ男自体が一般的にあまり良いイメージが持たれない存在なため、それをより誇張し、目障りなキャラとか悪役 (ただし小者)、あるいは モブ として起用されることが多いかもしれません。 一方で見た目とのギャップを狙って、実は真摯で真面目な善人として描かれることもあります。
18禁・成人向け の作品では、ヒロイン をたぶらかして好き勝手に身体を弄ぶ 竿役・モブ姦 のモブ役として極めて頻繁に用いられます。 真面目で 天使 のような可愛いヒロインが、性欲の発散しか頭にないような 雑魚 のチャラ男に乗せられて断り切れずに身を許す、さらには 輪姦 などにまで発展する描写は お約束 や 定番 ともなっています。 女性ヒロインの 「汚し役」 としては、おじさん や おたく、ヤンキー、ホームレスなどと並ぶ存在で、とりわけ 寝取られ描写 (NTR) におけるチャラ男の頻出度と存在感はかなりのものです。
別の男性と交際していたり、交際一歩手前の女性を横から現れて性的にもてあそび、あまつさえ相手の男性へ撮影したエッチな 写メ などを送付して 「イェ〜イ、彼くん見てる〜これからお前の大事な彼女とエッチしちゃいま〜す」「処女 を頂いちゃいま〜すwww」 と 煽る 様は、良くも悪くも寝取られの華? でしょう。
類似のキャラ造形には ウェイ系 やオラオラ系、パリピなどがあり、女性の場合は ギャル や ビッチ、ヤリマン、淫乱、あるいは ちょろイン あたりも近いかもしれませんが、男女の性差による ニュアンス の違いはかなり大きいものがあります。 これは同じ性行為をするにしても、男性と女性とでは性行為の結果である妊娠の有無をはじめ 「無責任」 な態度が持つ重みが決定的に違うからでしょう。