白髪なのか、それとも銀色の髪なのか…知的で孤高な感じがする 「銀髪」
「銀髪」 とは、銀色の 髪の毛 のことです。 あるいはそうした特徴をもつ キャラ を指すこともあります。 銀ではなく、シルバーやグレー、プラチナに喩えることも。 一般に銀髪と云えば、初老の男性の 白髪 や白髪交じりの頭髪を美称として示すロマンスグレー （灰色髪） などの使われ方が多いのですが、おたく や 腐女子 の世界では年齢を問わず生まれつきの銀髪を指すことが多く、クールで理知的、謎めいてミステリアス、あるいは孤独で 無口・寡黙 といった傾向を持つキャラに与えられがちな 萌え要素 の扱いでしょう。
逆に白っぽい頭髪と対比させて 褐色 の 肌の色 と組み合わせ、活発で情熱的なイメージになることもあります。 ただしその場合でも、理知的とかミステリアスな部分を完全に失うことはないかも知れません （いわゆる完全な 脳筋 の場合、それ以外の 髪色 （例えば 黒髪 とか 赤毛 とか） が多い印象です）。 さらにこれらの 属性 が複合し、主人公 のライバルや敵、ラスボス といった役割が与えられたり、冷酷さや 無慈悲、サイコパス的な 無感動無表情 といった属性を持つこともあります。
孤高の存在や象徴としてしばしば扱われるものに、白や銀の毛並みを持つ ケモノ の銀狼がいますが、このあたりはどちらが先に影響を与えたのかはともかく、共通して一体化したイメージがあります。
金髪とはまた違った高貴なイメージを持つ銀髪
髪の毛の 色 には黒髪から 茶髪・金髪 まで様々なものがありますが、白髪ではない銀色に輝く頭髪は自然界では非常に珍しく （メラニン色素がないアルビノなど、特殊なものが多い）、ファンタジー の世界の住人、妖怪や 亜人 といった 人外 などに用いられることも多いかもしれません。 前述した銀狼も、狼の群れのリーダーだったり、一匹狼として生き抜く孤高のイメージがあります。
またその際は、クールさや理知的なイメージをより強調するために、銀や灰色だけでなく薄い青や青みがかった紫といった寒色系の色が混ざることもあります。 これも高貴な存在として扱われることが多く、ライバルや敵の ボス といった属性によくマッチします。
マンガ や アニメ、ゲーム といった創作物に登場するキャラとしては比較的ポピュラーな髪色であり、また 黒茶髪 や金髪同様に自然界になくはない髪色でもあるため、青髪 や 緑髪、ピンク髪 といった派手な髪色が当たり前の創作物であれば、わりと 地味 な髪色かも知れません。 とくに墨一色で描く モノクロ の マンガや イラスト では、髪の色は墨の黒か紙の白かその中間かで表現しなくてはならず、白っぽい色で白髪の可能性が低い若いキャラは、自動的に銀髪と 認知 されることが多いかもしれません。 その後カラーで描かれた キャラ絵 が出て、「やっぱり銀髪だった」「銀かと思ったら薄い青だった」 みたいなこともあったりしますけれど。
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