苦行につぐ苦行…くぎょぎゅうううぅぅ… 「マゾゲー」
「マゾゲー」 とは、ゲーム において理不尽・極悪なほどの高い 難易度、あるいは低確率の偶然に結果が左右されるような過度の 運ゲー要素、さらにプレイに多大な手間や時間、作業感、場合によってはお金がかかり、プレイヤー の精神と 毛根 を削り取るような作品のことです。 要するに SM におけるマゾしかやらないゲームという意味の言葉となります。 別の云い方をするなら、「プレイするのが苦痛」 なゲームということになります。
もちろんゲームなどは 趣味 や娯楽なので、苦痛とまで思うのならやめればいいだけの話ではありますが、ゲームの苦痛理由は様々であり、「面白いけどキツイ」「これまでプレイし続けて来て、今更やめられないけど負担が多すぎる」 ような時に、つい恨み節として出てくるのが揶揄としてのこの言葉なのでしょう。 あるいは自分はもう 引退 するけれど、続けているその他のプレイヤーに対して 「よくこんなゲームをいつまでも続けられるな」 みたいな冷やかし・砂かけ の意味もあるかもしれません。
またゲーム全体に対して使うのではなく、ゲームの一部の機能や要素に対して、「マゾゲー要素がある」 といった使い方をする場合もあります。 例えば キャラ の育成だけが異常なほど面倒な場合は、「育成だけはマゾゲー」 といった使われ方です。 あるいは 周回 を求めつつ、戦闘のスキップ機能といった時短要素がない場合も、マゾ要素に入れるプレイヤーは多いかもしれません。
嫌ならやらなければいいだけ…とは云うものの
当然ながらゲームに対する評価としては ネガティブ な要素の強い云い方で、時間だけは無限にあるような子供ならともかく、ある程度の年齢や社会人などになると、マゾゲーをプレイし続けるのは厳しいかも知れません。
とはいえ好きな アニメ や マンガ のゲーム化では無視することも難しく、「好きな作品やキャラを 人質に取られ て仕方なくマゾいゲームをやる羽目になってる…」 という恨み節もよく聞かれます。