完全なる屈服・服従を意味する 「全裸土下座」
「全裸土下座」 とは、文字通り 全裸 で 土下座 すること、徹底した服従や主従の関係性を行為で表す表現となります。 脅迫、虐待、SM や いじめ といった行為の 属性 と極めて親和性が高く、合わせて靴舐めとか首輪を括りつけてのお散歩プレイ、公衆便所 における便器舐めや便器顔突っ込みなどが行われることもあります。
行為としての全裸土下座にも様々な形がありますが、対象となる キャラ の性別は問わないものの、一般的にはお高くとまったお嬢様キャラとか、逆に貧乏ないじめられっ子キャラとの相性は良いようです。 対象を引きずり下ろすかさらに突き落とすかの二択ですね。 また精神的に追い詰めて自ら行うように仕向けるものもあれば、力ずくで無理やりさせることもあります。 より非道徳的で残酷なのは、弱みを握っての脅迫や植え付けた恐怖感で自ら服を脱ぎ土下座するものでしょう。
また全裸になった以上、脱いだ服が傍らにあるわけですが、本人が折りたたんで自分の前に置き、土下座した際に頭の前の位置になるよう描写するパターンが多いかもしれません。 その際、生徒手帳や学生証 といった身分証明書や財布を脱いだ服の上に置く、万引きお仕置き なら盗んだ商品を並べる描写もよく見かけるものです。 さらにその状況を土下座させた側がカメラや携帯で撮影する (作内撮影) のも、より悲惨さを盛り立てる演出として行われることがあります。
一方、土下座させた側が脱いだ服を粗雑に扱う、捨てるといった描写となることもあります。 とくに捨てるとか燃やすといった描写は、その服を着ることができなくなる点で全裸状態が維持されることを意味し、もう逃げられない、元の生活には戻れないのだという暗喩として用いられることもあります。
ある意味これ以上ない屈辱表現として
通常、全裸土下座までしたキャラはそれで許されることはなく、土下座中に相手から頭を踏まれたり足蹴にされる、罵詈雑言を浴びせかけられると云った追加攻撃が行われ、場合によっては全裸土下座を徹底服従の証として 奴隷 同然に扱われ、そこからさらに過酷な命令を下されたり、非道・悲惨な仕打ちを受けることになりがちです。
土下座強要自体の目的は被害者の人間性や 尊厳の破壊 にあり、また加害者の加害欲求を満たすものでもありますが、全裸はともかく土下座自体は学校のいじめなどでもしばしば行われる行為であり、例え創作物だとしてもこうした描写に強い忌避感や嫌悪感を持つ人は少なくありません。 とくに 元ネタ となる アニメ や マンガ などがある 二次創作 の場合、キャラ破壊や キャラ崩壊 を行うものだとして、オリジナル作品 の熱心な ファン から 地雷 や キャラヘイト の扱いを受けることもあります (これは虐待系全般に云えることですが)。
こうした作品を求める層については、加害者・被害者どちらの 目線 で 感情移入 するかによって正反対の味わい方をするのでしょうが、一般的にマゾ気質の人の方が多い傾向があるので、作品もそちらの目線に沿った内容となることが多いかも知れません。